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2014年9月23日 (火)

視覚障害者「外出で危険」実態鮮明 舌打ち・暴力・恐喝(23日)共同

埼玉県内で白杖(はくじょう)を持った全盲の女子生徒が脚を蹴られたり、盲導犬が傷つけられる事件が相次いだことを受け、県視覚障害者福祉協会(熊谷市)が今月、県内や東京都内などの視覚障害者にアンケートを行い、67%が「外出時に危険を感じた」と回答したことが分かった。協会は二十二日、結果を埼玉県に提出し、視覚障害者も安全に暮らせるまちづくりの実現を求めた。 
 視覚障害者や盲導犬の支援団体などによると、こうした調査はこれまで例がないという。アンケートは同協会の会員、女子生徒が通う県立盲学校塙保己一(はなわほきいち)学園(川越市)の生徒など計三百人にメールで実施し、百十二人が回答した。「外出時に危険や恐怖にさらされた」と答えたのは、67%の七十五人に上った。
 このうち四十七人が、厳しい言葉を浴びせられるなど対人トラブルを経験していた。具体的な事例で多かったのは「肩がぶつかった際に、舌打ちされたり文句を言われた」の二十二人。「顔や体をたたかれたり、足を絡めて倒された」との回答もあった。
 危険を感じる対象には、走行音が小さい電気自動車(EV)や、駅構内での「歩きスマホ」なども挙がった。電車に乗る際にホームとの隙間に落ちた経験がある人も六人いた。
 トラブルを避けるために心掛けていることでは「他人とぶつかったら、すぐに謝る」「視覚障害者だと分かるように白杖に鈴を付ける」などがあった。
 協会の岸邦久会長(65)は「思っていた以上に危険を感じている人が多かった。通行中にぶつかるなどして危ない目に遭うのは、お年寄りや子どもも同じ。他人を思いやることが大事だ」と話した。 (堀祐太郎)

◆「恐怖」もっと多いのでは

 埼玉県視覚障害者福祉協会(熊谷市)が視覚障害者に初めて行ったアンケートで、七割近い人が「外出時に危険を感じた」と答えた。しかし関係者からは「恐怖を感じている人はもっと多い」との声も。誰もが安心して暮らせる社会のため、視覚障害者の人たちにどう接するべきなのか。
 「実際に恐怖を感じている人はもっと多いのでは」。社会福祉法人視覚障害者支援総合センター(東京都杉並区)の点字出版施設長で視覚障害者の飯田三つ男さん(59)も、外出中に危険にさらされた経験がある。
 今年の正月、白杖(はくじょう)を手に歩道を歩いていたところ、後ろからきた自転車にはね飛ばされ、肋骨(ろっこつ)三本を折った。「自転車は無言で行ってしまうし、大丈夫ですかと声を掛けてくれる人もいなかった」。警察で相手の服装などを尋ねられても答えられるはずはなく、悔しさが募った。
 白杖は視覚障害者が障害物を感じ分ける手段であるとともに、持ち主が視覚障害者だと周囲に知らせるサインだ。「持っている人を見たらまず、ぶつからないよう配慮してほしい。その上で、困っている様子だったら『何か手伝えることはありますか』と声を掛けて」と飯田さん。
 全日本盲導犬使用者の会副会長の深谷佳寿(よしかず)さん(43)は「今までこうしたアンケートが取られたことはなかった。社会が視覚障害者の問題を正確に理解するきっかけになれば」と期待する。「行政や全国的な障害者団体などがより大規模に調査し、視覚障害者に限らず、全ての社会的弱者の実情を明らかにしてほしい」と訴えた。 (堀祐太郎、萩原誠)

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