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2014年9月10日 (水)

画像共有し早期逮捕…警察用「ピーフォン」威力(10日)読売

事件事故の迅速な初動対応に全国の警察本部が警察専用カメラ付き携帯端末を運用している。
 端末を先駆けて導入し、「ピーフォン」の名称で運用する警視庁では、防犯カメラに映った容疑者の画像を現場周辺で警戒する警察官に一斉送信し、容疑者の早期逮捕につなげた例も多い。他の警察本部でも災害現場などに幅広く活用している。
 ◆「花柄」と「迷彩柄」
 東京都港区のJR田町駅前の書店。今年4月24日午後9時頃、客の男性(39)が女にナイフで刺される事件が起きた。約5分後、現場に駆けつけた警視庁三田署員が、店内の防犯カメラに映った紺色の上着に花柄ズボンの女の画像をピーフォンで接写。同庁通信指令本部を通じ、現場から半径10キロ圏内にいた交番勤務の警察官らに一斉送信した。
 約2時間半後、約5キロ離れた渋谷駅近くの雑踏で、警戒中の警察官が似た格好の女(31)を発見。荷物から刃物が見つかり、殺人未遂容疑で緊急逮捕した。女は面識がない男性を通り魔的に刺し、「別の書店でも客を刺そうと思った」と供述しており、早期逮捕で新たな犯行が防げた。
 警察無線でもこの女の情報が流れたが、ズボンは「迷彩柄」の説明だった。警視庁幹部は「伝言では実際とは違う犯人像が伝わることがあるが、画像ならより正確に伝わる」と話す。
 ◆惨劇を契機に
 同庁がピーフォンの導入を始めたのは2009年2月。きっかけは、08年6月に東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件だった。
 17人が死傷した現場から警察無線で一斉に報告が入ったが、情報が重複するなどし、全体像把握に時間がかかった。この教訓から、通信会社と協力して開発されたピーフォンは画像の送信機能に加え、盗難車の照会も可能になった。現在は、勤務中の地域警察官全員分に相当する約5000台が配備されている。

 

◆様々な現場で
 ピーフォンと同種の携帯端末は全国の警察に配備されている。北海道・礼文島で8月24日に起きた大規模な土砂崩れでは、駐在所の警察官が倒壊家屋などの被害状況を撮影。道警は、送信画像から被害が甚大だと判断し、いち早く警察官の応援派遣を決めた。
 今年5月には、東京・池袋駅で電車を降りたまま行方不明になった認知症の男性(97)の家族から相談を受けた同駅前の交番の警察官が、提供を受けた男性の画像を周辺の警察官らに配信。男性はすでに保護されていたが、画像から身元がすぐに確認され、無事に家族の元に帰ることができた。
 また、警視庁とほぼ同時期に導入した岡山県警では、山で事故などに遭い、自力下山できない人の救助に向かう警察官に携帯端末を持たせる。GPS機能を利用して登山ルートなどを細かく指示し、遭難者の位置まで誘導するという。

2014年09月10日 18時26分 Copyright © The Yomiuri Shimbun http://www.yomiuri.co.jp/national/20140910-OYT1T50107.html?from=ycont_top_txt

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