警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(27、28日単位・レベル)
おとり捜査が必要だ!
【治安つぶやき】
殺人を依頼してきた60歳の知人男性から現金を脅し取ろうとしたとして25日、恐喝未遂の疑いで、64歳の名古屋市内の男が愛知県警に逮捕された。
男性は相続問題で兄ともめたことから、男に数百万円で兄の殺害を依頼。直後に取り消したが、男は「既に組織に話を上げている。取り消すなら10万円持ってこい」と脅した疑い。
「必殺仕置き人」などというドラマがあったが、これも殺人依頼だった。
現代を見てみると平成15年10月には妻に3000万円の保険金をかけて殺人を依頼したとして34歳の男が滋賀県警に。17年には不倫相手の妻の殺害を1500万円を支払ったとして42歳の救急隊員の女が警視庁にそれぞれ逮捕された。
同年12月には長野県松本市の76歳の男性が殺害されたが、49歳の長男が茨城県土浦市の36歳の男に殺害を依頼したものだった。
そう言えば一時は「殺し屋か」と騒がれた京都市の「餃子の王将」社長(当時72歳)殺人事件はまもなく発生10カ月になるが、逮捕の報に接していない。警察は防犯カメラの映像を分析したほか周辺の住民や取引関係者など2900人以上から聞き取りをしているようだが、やはり〝鑑〟がとれていない。だとすれば殺し屋が存在するのだろうか?
法務省は取り調べの録音・録画(可視化)を裁判員裁判対象事件で義務付けるほか、司法取引制度の導入や、通信傍受対象事件の拡大の法制化などを来年の通常国会に提出する。しかし、おとり捜査の文言はない。
今、日本では麻薬事件捜査など一部で「おとり捜査」は認められているが、事例にあげたように多ければ、殺人でもおとり捜査は認める時代にきているのではないだろうか?
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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