警視庁管内体感治安レベル3
首都東京体感治安(17、18日単位・レベル)
天網恢々疎にして漏らさず
【治安つぶやき】 今年に入って放火事件が目立っている。
東京・多摩市で17日未明、新築中の住宅が放火された。同市では16日午前2時ごろにも新築中の4棟の住宅が焼けるなど放火事件が相次いでいる。
7日には東京・江東区で自転車3台が立て続けに燃える不審火があったほか約7分間に半径100メートルの範囲で、合計3台の自転車が燃やされた。さらに2日には埼玉県所沢市の「西武園ゆうえんち」で、5つの屋台が放火され全焼した。
警察庁によると今年8月までの全国の放火事件の認知件数は755件が前年同期に比べて38件も増えている。
都道府県別では大阪の137件、東京63件、愛知50件、埼玉37件、千葉63件の順。増加したのは大阪が+53件、埼玉+19件、長野、愛知、奈良のそれぞれ+10件など。
放火事件の検挙率は全国平均で75.5%と比較的高い。前年より5.3ポイント上昇している。
北海道旭川市内のスーパーやホテルのトイレ内で備品が燃やされる不審火が3件相次いでいた放火事件で北海道警は17日、自首してきた28歳の無職の男を逮捕した。
16日には秋田県大仙市で自宅の物置小屋に火を付け住宅など4棟を焼いたとして、63歳の男が逮捕されたのをはじめ昨年12月に神奈川県横浜市で5件の不審火が相次いだ事件で、今月に入り62歳の古物商の男が神奈川県警に逮捕され、14日には東京都大田区大森西にある学生寮の自室に火を付けたとして、20歳の慶応大生の女が警視庁に逮捕されている。
都道府県別で検挙率が最も高かったのは島根県で166、7%。群馬県が125%、香川、大分が125.0%、和歌山が108.3%と続き、100%の県は青森、栃木、鳥取、山口、福岡、鹿児島など8県もあった。
逆に低かったのは高知の16.7%を筆頭に大阪の46.7%、富山、石川の50.0%長野の55.6%など。
これからの乾燥期を迎え火付盗賊改方の活躍が期待される。
【事件】東京・江戸川区の路上で17日夜、女子高生が帰宅途中に自転車に乗った男から顔に接着剤のような液体をかけられた。周辺では、先月から同様の被害が相次いでいる。東京・多摩地区の新築中の住宅放火と合わせて1ランクアップ。
首都東京体感治安は「レベル3(イエロー)」とする。
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