警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(3、4日レベル2)
お年寄りの社会になる
【治安つぶやき】 先月30日、鳥取市で80歳代の女性が運転する乗用車が通行中の3人の女性をはねた後、住宅街を150メートルほど暴走して民家の塀に激突、死亡するという痛ましい事故が発生した。跳ねられたひとも50代から70代だった。
高齢者が絡む交通事故は増加傾向にあり、状態別で75歳以上の高齢者の死者で最も多いのは歩行中が全体の50.9%を占め、鳥取市のような自動車乗車中は28.5%と2種で8割近くにもなっている。
警察庁によると今年7月までの全国の死者数は2250人で前年同期より85人の減少。このうち51%の1147人は65歳以上のお年寄りだった。
自転車乗車中の死者数では全体が273人で前年に比べて56人も減るなど過去10年で最も少なかったが、65歳以上が165人で全体の60.4%になった。
参考までに都道府県別の事故発生件数は愛知がワースト1で2万6540件、大阪が2万4474件、福岡が2万3001件、東京が2万1217件、静岡が1万8940件の順。死者数は愛知の110人を筆頭に神奈川の103人、兵庫の90人、千葉の86人、埼玉の85人と続いた。
全国の乗用車、貨物車、2輪車など自動車保有台数は平成26年現在で8039万3084台で戦後最高となった。平成元年の5513万6643台から年々増加しており、少子高齢化はお年寄りの車が増加していることを裏付け、お年寄り対策が今後の課題と言えそうだ。75歳以上の運転免許証の返納。あるいは60歳を過ぎた段階で厳しい実地検査などが必要だろう。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
最近のコメント