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2014年8月12日 (火)

万引き被害の店「返さなければ顔公開」に賛否(12日)NHK

人気アニメのおもちゃが万引きされる被害に遭った、東京・中野区にある本やおもちゃなどの中古品の販売店が万引きをした人物に対し、12日までに商品を返さなければ防犯カメラで撮影した顔の画像を公開するとホームページ上で警告し、論議を呼んでいます。

万引きの被害に悩んでいる小売店の中には理解を示す店もある一方で、「犯人を罰するのは司法が公平に行うべきだ」と指摘する専門家もいて賛否が分かれています。
万引きの被害に遭ったのは、東京・中野区にある中古品販売店、「まんだらけ」で、今月4日、25万円で販売されていた人気アニメ「鉄人28号」のブリキ製のおもちゃが盗まれました。
店は被害にあった翌日からホームページなどで防犯カメラに写っていた、万引きをしたとされる人物の画像を顔の部分を加工して掲載し、万引きをした人物に対し、「1週間以内に返さない場合は、顔を公開します」と警告しています。
店が設定した期限は12日で、店によりますと、今のところ、おもちゃは返されておらず、警視庁にも被害届や防犯カメラの画像を提出しましたが、検挙には至っていないということです。
また、警視庁は「捜査に支障が出るおそれがある」として、顔の画像の公開を取りやめるよう申し入れましたが、店は「当社としては今のところどうしようもなく、ただ商品の返還を願っておりますが、期日までに返還がない場合は加工していない画像を公開する予定です」としています。
こうした対応について、万引き被害に悩んでいる小売店からは「万引きの被害は深刻なので、犯人の顔の画像を公開したい気持ちはよく分かる」と理解を示す店もあります。
その一方で、プライバシーの問題に詳しく、日弁連=日本弁護士連合会の情報問題対策委員会の委員を務める清水勉弁護士は「店の気持ちは分かるが、インターネット上に顔の画像が掲載されれば、半永久的に出回ることになり、プライバシーの侵害に当たる可能性もあるので影響が大きすぎる。犯人に罰を与えるのは司法が公平性を保って行うべきで、店には公開を取りやめて警察の捜査を待つ社会的責任があるのではないか」と指摘していて、店の対応に賛否が分かれています。

万引きによる被害は、全国の小売店で深刻な問題になっています。
警察庁によりますと、全国の警察に届け出があった万引きの被害は平成16年の15万8000件余りをピークに減少傾向にありますが、去年も12万6000件余りに上り、検挙された件数もおよそ7割にとどまっています。
また、NPO法人「全国万引犯罪防止機構」が全国でコンビニエンスストアや書店などおよそ5万店を経営する550社にアンケートを行ったところ、万引きによるとみられる被害額はこの1年間で830億円余りに上ったということです。
また、7割以上の会社が万引き対策として防犯カメラを設置しているということです。
こうしたなか、防犯カメラの画像の取り扱いについては悩んでいる店も多いということで、このNPOではことし5月に弁護士や店の経営者などで作る委員会を立ち上げ、画像を取り扱う際の注意点などについて議論を重ねていて、ことしの秋ごろまでに方針を示したいとしています。

News_pic1_4http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140812/k10013759891000.html

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