警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(23、24日単位・レベル)
伝説が消えてしまう
【治安つぶやき】 先日、産経新聞の地方版に「取調官かインタビュアーか」と題する囲み記事が載っていた。連続誘拐殺人事件など大事件の取調官を担当した埼玉県警の「落としの典道(てんどう)」(故・佐藤典道氏)と言われた名刑事の話しである。
ところが現在は「取り調べの可視化」もあって、取調官から威厳が消え、厳しい口調も使えない。その調べを記者は「インタビューアー」に皮肉っている。まさに的を得た表現であろう。
かつて警視庁に「落としの金七」と言われた名刑事がいた。あの戦後の「落としの八兵衛」もそうだったが、殺人や強盗事件など凶悪犯になればなるほど「死刑」を恐れるあまり、調べ室は命をかけた戦いになるという。
そうした邪悪な者たちと対峙する名取調官に共通しているのは「情」による落としだ。
小生の処女作「落としの金七」はドラマにもなったが、管区警察学校では「ダメだし」された。「情で迫り、肩をそっと抱いて諭す」ことがだめだというのだ。
刑事訴訟法の意義にかかわる問題だが、取り調べは「被疑者の供述を得るための捜査方法」であるはずだ。決して「弁解ばかりを聞く」調べであってはならない。
昭和29年の新警察法以来、長い時間をかけて築き上げた「職人」の伝統技を壊してどうする。
「人権」は勿論大事だが、国民の命も大事だ。但し、取調が原因で冤罪が生まれる危険があるとすれば、調べ官の質の問題だ。
覚醒剤の運び屋でも振り込め詐欺のだし子、うけ子でも「中味が知らなかった」と言えば無罪になったり、シャブ中で自動車ドロの犯人が警察官めがけて車で突進してくる事案で警察官が身を守るため拳銃を発砲したが、弾丸がそれて助手席の男にあたり死亡した事件の裁判では、警察官を殺人犯にするなど愚かな裁判官までいる。これでは治安の崩壊は近いだろう。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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