警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(10、11日単位・レベル)
荒れる少年⑧
【治安つぶやき】 長崎県佐世保市で高校1年生少女が16歳の少女に殺害された事件は、母親が他界し父と暮らしていたがその父が再婚。その生活の中で金属バットで父を殴るなどの事件もあり、自宅を飛び出し1人暮らしをしていた。家庭環境も含めて多くの問題を残した事件だった。
家庭環境について警察庁がまとめた数字がある。平成25年の刑法犯少年の罪種別両親の状況だ。
それによると検挙または補導された人数は5万6469人。このうち両親がいる家庭でありながら犯罪に手を染めた人数は3万4708人。また、母子家庭が1万7098人で父子家庭の3913人を大きく上回った。両親のいない家庭の少年は596人だった。
罪種別で最も多いのは窃盗犯。両親の家庭は2万0576人。母子家庭が9765人。父子家庭は2348人などと続き、両親のない家庭は357人。
家庭は両親が揃っていても必ずしも非行少年が少ないとは限らず、逆に多くなっている。やはり親と学校、児童相談所などと連携を強め、サインを見逃すことなく注意深く見つめて行く必要があるようだ。(終わり)
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
★別室に小説コーナーがあります。
http://policestory.cocolog-nifty.com/police_story_/
最近のコメント