警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(7、8日単位・レベル)なんでこんな名簿が
【治安つぶやき】 きょうは特殊詐欺の発表があったので「荒れる少年」は明日に回しました。
今年上半期(1~6月)の特殊詐欺の認知件数は6167件、被害総額は268億2950万円で前年同期を777件、56億2290万円上回った。
このうち振り込め詐欺は4907件の被害額160億5294円で878件、金額にして52億1176万円も増加している。
またオレオレ詐欺は2587件の80億5701万円で239件、7億7738万円も増えた。
増えていることも問題だが、「振り込め詐欺」の名の通り、オレオレ詐欺でATMから振り込んだ「振込型」が311件で、なんと「手渡し型」が2157件と完全に手渡し型になってしまった。
また、オレオレ詐欺の被害者は全体の62.6%が70歳以上の女性だった。勿論、架空請求、融資保証、還付金詐欺の被害も同様70歳以上の女性に多い。
そこで、警察はレターパックや宅配便の送付先をウェブサイトで公開していると言うが、果たして70歳以上の女性に効果はあるのか?疑問である。
さらに、この事件の重要なインフラとなる名簿だが、警察が押収したものの中に「宝石購入者」「呉服顧客」「大手企業退職者」「有料携帯サイト利用者」の名簿があったという。犯人達がなんでこんな名簿を入手できるのか?国民の中に売る奴がいるからであり、そんな物で金儲けする奴は非国民だ。
それに対して振り込め詐欺の検挙率は21.7%と低い。騙されたふりしての検挙は396件で、年々増加しているがたった8%にすぎない。
平成16年ごろ、騙されたふり作戦に躊躇する警察幹部もいた。
「出し子」をその場で検挙しないで、尾行して居住地を割り出し、行動確認で接触者を含めて一網打尽にする〝泳がせ捜査〟など捜査手法を変えてみてはどうか。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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