警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(3、4日単位・レベル)
荒れる少年②
【治安つぶやき】
いじめが増えている。警察庁によると平成25年の全国での「いじめに起因する事件」は410件あり、昭和61年以降で最悪の数字となった。
7月はじめに青森県八戸市沖で遺体となって見つかった高校2年の17歳の女子生徒はいじめが原因だったと言われている。家庭もそうだが学校はサインを見逃していなかったのか徹底した調査をすべきである。
410件のうち「いじめ」による事件は393件。「その仕返し」による事件は17件だった。
検挙・補導人員は724人で、最も多いのは中学生の527人。高校生109人、小学生88人の順。
このうち動機別では「力が弱い、無抵抗」が37.0%を占め、「いい子ぶる。なまいき」が21.7%、「態度、動作が鈍い」が8.6%。「嘘をつく」が6.6%など。
罪種別では傷害231人、暴行が212人、暴力行為が70人、恐喝41人などだが、強制わいせつも34人あった。いじめの仕返しでは18人が検挙・補導されているが殺人事件が1件と放火が2件など凶悪事件に発展した例もある。
一方、被害に遭った少年が相談したのは381人。このうち保護者への相談が70.6%を占め、サインの発信先は保護者であることが伺える。2位は教師で39.6%、警察が21.5%と続き、家庭-学校の連携が如何に大事かが分かる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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