警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(26、27日単位・レベル)
新時代の犯罪対処
【治安つぶやき】
警視庁はストーカーやDVだけでなく子どもや高齢者が虐待されたり、全国で1600人もいると言われている所在不明の子供などの事案に対し対応を強化することにした。
報道によると、これまでの「ストーカー・DV総合対策本部」を拡充して「人身安全総合対策本部」を設置するもので、高綱直良警視総監は「事態が急展開して重大事案に発展する恐れが極めて高い」事犯に対する対処の拡充と言う。
警察庁によると平成25年の児童虐待検挙件数は467件で、過去10年間で最悪だった前年より5件減少しただけだった。虐待の最も多いのは身体的虐待で334件もあった。
近年はストーカー事案が増加しており、全国の警察が平成25年に認知した件数は2万1089件で過去10年で最悪となった。
一方、警視庁によると平成24年のストーカー相談は1437件で前年を444件上回り過去5年間で最悪。DVの相談は2805件で前年を463件も上回った。
児童虐待では、児童相談所が情報提供を受けて係員が訪問したにもかかわらず「教育です」と言われて引き揚げて事件に発展した事例もあった。
子供の異常な泣き声など具体的な事実を元に情報提供しているのにもかかわらず、張り込みや監視もしないで親の言うがままに「あっ、そうですか」と引き揚げる児童相談所の係員は言語道断。
それに近年は、身代金目的の誘拐事件は姿を消したが、「可愛から」と路上から児童を拉致して自宅に監禁するという事案が多くなっており、重大事案も疑われる18歳未満の所在不明の子供が1603人もいるなど(産経新聞)過去と比べて犯罪の形態が変わっているのが現状だ。
中には「自分の妻にしようと思った」などとゲーム社会のアニメキャラクター感覚の犯罪であり、刑事にとっては「勘」が取れない事件が多くなっている。
刑事の技量もさることながら、ひとつひとつ〝手作り〟の対処が求められており、警視庁の対処法に期待したい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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