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2014年6月29日 (日)

厚木市男児遺体 行政が見落とした“異変”(29日)日本テレビ

神奈川県厚木市で当時5歳の男児の白骨化した遺体が見つかった事件は、発覚からまもなく1か月を迎える。この事件では行政が異変を見落とし、結果的に幼い命を救うことができなかった。何が問題だったのだろうか。
 先月30日、厚木市のアパートで白骨化した遺体で見つかった斎藤理玖くん。写真は理玖くんがまだ1歳になる前のものだ。理玖くんは2006年10月から翌年の1月までの間に、5歳で衰弱死したとみられる。
 父親の斎藤幸裕容疑者(36)は理玖くんを育児放棄で衰弱死させた疑いがもたれている。理玖くんを救うことはできなかったのだろうか。
 理玖くんを知る女性は斎藤容疑者の理玖くんへの扱いについて「ひどい言い方ですけど、ペットみたいな、ペット以下だと思います」と語る。
 また、行政が見落とした異変が2つあった。一つが3歳半検診。厚木市は、理玖くんが検診を受けていないことを把握していたが、問題視せず、安否の確認はしていなかった。
 もう一つが理玖くんが午前4時半に1人で歩いているところを保護されたにもかかわらず、児童相談所は「迷子」と判断し、その後の調査を怠っていた事だ。
 神奈川県子ども家庭課・菊池正敏課長「(理玖くんは)迷子として児童相談所で一時保護しましたけど、その後の家庭訪問もしっかりやらないといけなかった。結果的に(市や児童相談所の)担当者同士、あるいは機関同士の連携はできていなかったのは事実」
 市と児童相談所の間では理玖くんについて情報の共有もされていなかった。事件を受け、神奈川県は所在がわからないすべての子どもの安否について追跡する調査を進めている。
 私たちが取材した鎌倉三浦地域児童相談所では去年1年間で200件以上の虐待相談があり、こうした相談に対応しながら、子どもの追跡調査を行っている。虐待の相談は年々増えているといい、私たちが取材に行ったこの日だけでも5件の通告があった。
 会議での報告「(母親から)子どもを蹴っちゃった。自責的になっていると。普段は保育園にいっているが、日曜日はいっぱいいっぱいになると」
 ここでは15人の職員ですべての業務をこなしている。
 鎌倉三浦地域児童相談所 子ども支援課・鈴木浩之課長「(職員1人あたり)100ケース以上抱えながら、常に新しい通告が入ってきて、その安全確認をしていくことに忙殺される」
 専門家は、行政機関が連携して子どもの命を守っていくことが必要と指摘する。
 NPO法人シンクキッズ・後藤啓二代表理事「虐待・ネグレクトの情報がありながら、人手がないことで安否確認できない、これが最大の問題だと思います。人手不足なのは確かですから、それを児童相談所が抱えこむんじゃなく、市町村と警察と人手を出しあって現実に子どもの安否を確認していく、こういう取り組みをしていかないと安全は確保できない」
 二度と戻ってこない理玖くんの命。異変を見落とさない行政の体制作りが求められている。

2010_0318_173406banner011http://www.news24.jp/articles/2014/06/28/07253996.html

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