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2014年6月26日 (木)

2014年6月26日 (木)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(26、27日単位・レベル)
やはり進化が必要では?
【治安つぶやき】

2009_1228_222559212F1010178 昨日掲載した既遂での逮捕だが、一部から「警察は犯罪を未然に防ぐことが第一だ」という意見をいただいた。
 仰せの通りだが、これだけ国民が困り果てた被害ともなれば、同じ手法では防げない。今年5月までの詐欺犯検挙率は40.7%で前年同期より10.5ポイントも減っているのだ。
 劇場形犯罪と言われるように犯人達は次から次に手段を変えてくる。だから小欄は、被害者に被害金が戻せるような捜査をする一方、組織の実態を知らされていない受け子を未遂で逮捕するのではなく、逮捕に知恵を絞れと言うのだ。
 例えば、警察に「電話があった」と相談を受ける。受け取り時間前に鑑識班と尾行犯を周辺に張り込ませる。犯人が現金を受け取って被害者宅を出た段階で写真を撮る。あらかじめ打ち合わせしていた通りに、犯人が触れたドアノブなどから指紋を採取する。尾行した男が喫茶店などで接触した場合、被害金を組織の人間が受け取った段階で逮捕する。
 あるいは、受け子がアジトに入った場合は、時間を置かずに踏み込んで受け子が持っている被害金を確認して逮捕する。アジトを割り出せるという効果がある。
 紙幣から被害者の指紋を採取。被害者宅で採取した受け子の指紋と紙幣の指紋を証拠とする-考えればいくらでも手法がある。但し、尾行が困難だなどの危険性がある場合は出て来た段階で逮捕するなどプロの判断をすることだ。

 
 昨日は刑法犯の認知件数を紹介した。人口が多ければ犯罪件数が増えることから単純に件数を比べても、その地域の安全が判断できる数字でない。それが分かるように犯罪発生率として計算した。犯罪発生率は、犯罪認知件数÷人口の数字です。(人口は平成22年、認知件数は今年5月までの数字)。実質的に人口100人あたりの比較となっています。
 認知件数の多い都道府県の犯罪発生率は以下の通り。
 1位大阪の0.69%。2位が福岡で0.50%。3位が東京と兵庫の0.47%。5位が愛知で0.46%。6位は千葉の0.43%。7位が茨城の0.41%。8位が埼玉の0.40%。9位は神奈川0.29%。10位は北海道の0.26%の順。
 認知件数の少ない県の1位は秋田の0.12%。2位が岩手の0.14%。3位が青森の0.15%。4位が山形と大分で共に0.18%。6位が徳島の0.22%。7位が福井と島根で共に0.24%。9位が鳥取の0.25%。10位が高知の0.30%の順。 認知件数は少ない県の高知の犯罪発生率は、多い都道府県にランクされている神奈川と北海道を上回っている。 

 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
 ★ 別室に小説コーナーがあります。
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