警視庁管内体感治安レベル２
首都東京体感治安（２５、２６日単位・レベル）
もはや「振り込め詐欺」ではない
【治安つぶやき】
振り込め詐欺の詐取手段がＡＴＭから手渡しやレターパック、宅配便などの送金方法に変わり、これまでの「振り込め詐欺」はもはや振り込めでなくなりつつあり、啓発の意味でも別名はないものか？
この振り込め詐欺が今、静岡県内で歯止めがかからない。今月に入り富士宮、静岡、富士の各市では５人の女性が総額１７５０万円の被害に遭っている。いずれも「妊娠させた」として慰謝料名目だった。その他沼津、三島、掛川の各市でも７件発生、被害総額９４９万円が確認されている。
警察庁がこのほど平成２５年の特殊詐欺確定値を発表した。それによると認知件数は前年より３８％増えて１万１８９９８件。被害額は４８９億４９４９万円で同３４．３％の増となった。
中でも振り込め詐欺は９２０４件で被害額は２５８億６６６５万円。認知件数で４５．０％、額で６１．３％も増えた。
このうち、ＡＴＭ使用はたったの３億５２９２万円で前年より半減している。お年寄りが「手渡し」や「宅配便」だから「振り込め詐欺ではない」と誤解しているなら由々しき問題である。
類型別では依然として「オレオレ詐欺」がトップで５３９６件。「架空請求詐欺」は１５２２件、「融資保証金詐欺」が４６９件だが、これまで最も少なかった「還付金詐欺」が昨年より６０．４％増え１８１７件となり架空請求などを抜いてしまった。
やはり「お金が戻ってくるよ」という言葉には弱いのか…
【事件】２５日午前３時５０分ごろ、東京都港区海岸のコンビニに男が侵入し、アルバイト店員に刃物を突きつけ約１２万円を奪い、走って逃走した。店員にけがはなかった。区内では今月１７日に別のコンビニでも強盗事件が発生している。
首都東京体感治安は「レベル２（グリーン）」とする。
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★【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成７年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦ました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル５ 治安情勢は最悪ポイント１００～８０
レベル４ 治安の悪化 ポイント ７９～６０
レベル３ 治安の悪化傾向ポイント ５９～４０
レベル２ 治安悪化の兆し ポイント３９～２０
レベル１ 平穏 ポイント １９以下
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