警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(8、9日単位・レベル)
前科者を受け入れない世の中を
【治安つぶやき】
今度は東京の羽田空港近くで、飛行中の報道関係のヘリコプターに地上からレーザー光線を照射されたという。
レーザー光線と言えば今年に入って米国で、レーザーポインターなどを航空機に向ける事件が相次いでおり、朝日新聞電子版によると昨年1年間で3960件あったという。極めて危険なためFBIは防止策に乗り出している。
今回のヘリコプターへの事件は、一時的ないたずらなのか、あるいは米国のように今後、常習的になるのか、場合によっては徹底した捜査態勢が求められる。
昨日も書いたが、行為が「犯罪」という結果になれば、どれだけ重い責任を問われるかを考えないで行為に及んでいるとしか思えない。
本来なら犯罪は、厳罰化で防ぐのではなく、世の中が刑罰の量刑に関係なく前科者を受け入れないというペナルティーが必要だ。
今年3月までの数字で警察力をみると、検挙件数が最も多いのは東京の8874件。以下、神奈川5628件、大阪5074件、千葉4328件、福岡4107件の順。
検挙率では秋田の67.6%をトップに山形の65.0%、島根の60.4%、群馬の60.0%、青森の59.9%と続いた。
この全国平均が30.4%。現在認知件数が年々減少しているが、どうも検挙率が伸びない。昭和の時代は50~60%台にある。事件の内容が年々変化しており、必ずしも「警察力」を数字だけで比較するのには無理がある。警察官1人当たりの国民負担率が外国に比べて高いからだ。しかし、警察は結果が求められている。
首都東京体感治安は「レベル2(グリーン)」とする。
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