乗り捨てた車に血痕 特定への手がかりは（５日）ＮＨＫ

３日夜、千葉県柏市の住宅街の路上で、男が男性を刃物で刺して殺害するなど殺人や強盗が４件相次いだ通り魔事件で、警察は男が奪って乗り捨てた車の中に血の痕があったことなどから、男の特定につながる手がかりが残されていないか、さらに詳しく調べています。

３日午後１１時４０分ごろ、柏市あけぼのの住宅街の路上で、近くに住む会社員の池間博也さん（３１）が男に刃物で背中や首などを刺され、死亡しました。
池間さんの財布やかばんは見つかっておらず、警察は男が奪ったとみています。
この事件の前後に、現場の道路ではおよそ５０メートルの範囲で、男が通りがかった男性３人を次々に襲い、１人が指にけがをしたほか、２人がナイフで脅されて車や財布を奪われ、警察は４件の通り魔事件とみて、男の似顔絵を公開しています。
また、警察は現場に居合わせたタクシーのドライブレコーダーに当時の様子が映っているとみて、映像の分析を進めています。
これまでの調べで、男が奪った車が乗り捨てられていたコンビニエンスストアの防犯カメラに、犯人とみられる男が車を降りて立ち去る様子が映っていました。
また、この車の中に血の痕が残されていたということです。
警察は、男がこの車を奪う直前にも別の車の運転席に乗り込んでいたことから、これら２台の車に男の特定につながる手がかりが残されていないか、さらに詳しく調べています。
また４日夜、事件が起きた時間帯に現場付近に警察官を出し、帰宅途中の会社員などに不審な人物を目撃していないか情報提供を呼びかけるなど、聞き込みを続けています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140305/t10015720161000.html