動物園偽入場引換券事件 元従業員、複数の人物に換金依頼か(26日)フジテレビ
埼玉県にある東武動物公園の偽造チケットを、金券ショップで換金し、現金をだまし取った疑いで、元従業員の男が逮捕された。
2011年、前原尉男容疑者は「こういった施設というのは、お客様に楽しんでいただいてっていう、それが大前提ですので」と話していた。
3年前、東武動物公園の従業員として、フジテレビの番組の取材に答えていた前原尉男(やすお)容疑者(45)。
2014年1月、栃木県内の金券ショップに、東武動物公園の偽のワンデーパス引換券200枚を持ち込み、1枚あたり500円で換金し、現金10万円をだまし取った疑いが持たれている。
前原容疑者は2014年1月、東武動物公園を退職するまで、チケット発券などを担当する業務部に所属していた。
勤務態度は、いたって真面目だったという。
偽造チケットは、関東各地の金券ショップに、大量に出回っていた。
偽造チケットが持ち込まれた金券ショップの人は「2週間くらい前に、『これ、使えなかったんです』っていう、お客さんが戻ってきて」と話した。
前原容疑者は、金券ショップで換金する際、本名を名乗っていて、これが逮捕につながった。
さらに、複数の人物に「お小遣いになる」などと言って、金券ショップに持ち込ませていた可能性がある。
偽造チケットが持ち込まれた金券ショップの人は「女性の(偽造チケットを)持ち込まれた方に聞いたんですけども、『東武動物公園の関係者の方から頼まれた』と。『名前は、前原という名前だ』と」と話した。
この女性は、前原容疑者から換金を頼まれ、手に入れた現金を、前原容疑者の口座に振り込んでいたという。
前原容疑者から、偽造チケットを渡された人は「最初はなんか、ノルマで、なんか売り切れないから、なんか『金券ショップでいいから、売ってきてほしい』って言われました。多いときは、100枚ちょっととかを渡されました、一気に」と話した。
前原容疑者は、群馬県内の印刷会社に、本物の引換券を持っていき、同じものを作るよう指示していた。
偽造チケットは、一目では違いがわからないほど精巧だった。
偽造した数は、なんと9万5,000枚で、正規価格で4億5,600万円分に相当する。
前原容疑者は「パチンコで多額の借金があった」とし、逮捕容疑を認めている。
母親は「ショックだよね。生きているのが嫌になっちゃう」と話した。
東武動物公園は、ワンデーパスの引換券を利用する際は、記載された番号を、電話で確認してほしいと呼びかけ、すでに引換券を偽造されにくいものに切り替える措置を取っている。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00265416.html
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