警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安レベル2
知恵を出せ
【治安つぶやき】
振り込め詐欺の猛威は依然として衰えない。警察庁によると今年1月だけで572件の認知件数があり被害額は16億1762万2200円になっているという。最悪だった昨年の同期より58件、金額で4億3531万円も上回っている。
劇場型犯罪のこの振り込め詐欺、どんな口実があるのかを調べてみた。
都内でかかった電話。
「かばんを電車に忘れた。契約書と一緒に小切手が入っていた」
「会社の仕事が行き詰まり、穴埋めにカネが必要だ」
「友人と1000万円の出資をして損をした。穴埋めにカネを用意してほしい」
「コンビニエンスストアで小切手が入ったかばんを忘れた。会議で現金が必要だ」
「株の取引で損をして、会社のカネを使い込んだ。助けてほしい」
「製薬会社の社債を優先的に買う権利を譲ってほしい」
また千葉県内では
「同僚の女性との間に子どもが出来てしまった。弁護士費用や慰謝料を用意してくれないか」
「市内に住んでいる人だけが購入できる債券がある。名義を貸してくれないか」
「会社の金を横領した上司から、知らずにその金を借りて株を購入した」
このほか静岡県県内では警察の名をかたり「あなたの預金が狙われている」
愛知県では振り込め詐欺被害金の返還業者を装い「被害金を取り戻すには供託金を支払わないといけない」
長野県では「ロト6の当選番号を当てることができる」
高知県では捜査員を名乗り「偽造されたあなた名義の通帳が見つかったので、お宅に行って通帳を確認したい」
福岡市内では「警視庁公安委員」名乗り「あなた名義で放射線測定機が購入され、刑事問題になった」「3000万円を支払えば警察に連れて行かれることはない」
このほか「悪徳サイト撲滅団体」を名乗ったり、「あなたの債券を購入した人が、法人名で振り込んだ。名義貸しにあたる。データを改ざんすれば解決できる」などとありとあらゆる口述で騙している。
お年寄り達は「振り込め詐欺」という詐欺は頭に入っているのだが、口述が違うので「まさか」と思ってしまう。さらに犯人が「警察に聞かれた場合の回答」まで教えて騙すという警察の一歩も二歩も上を行っている。やはり国民みんなで知恵を出そう。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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