警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（１８、１９日単位・レベル）
だったら子供を産むな
【治安つぶやき】

下校途中の子供がターゲットになる「声かけ事犯」では地域社会みんなで見守る必要があると書いたが、子供たちの受難はそれだけではなかった。そしてそれはネット社会での悲劇でもある。
　横浜市に住む２２歳の母親がインターネットサイトで検索して知ったベビーシッターに２歳と生後８カ月の次男を預けたら、２歳の長男が死体で発見された事件で男は逮捕された。この事件、意見はいろいろある。
　自分は「ベビーシッターは資格の必要はなく届けも不要で、自由に開業できることを放置している行政に問題がある」と指摘した。ところが妻は「ネットで見ず知らずの人に２歳や８か月の我が子を預ける親が問題だ。子供を産む資格がない」と怒る。そう言えば、最近は子供を育てる資格の無い親が増えている。
　大阪・寝屋川市では、生後1カ月余りの長女をベッドに投げつけるなどの虐待を３か月も続けていた２７歳の父親が逮捕された。群馬県太田市では、４歳の我が子の足に過熱したヘアアイロンを押し当ててやけどをさせた２９歳の母親が逮捕され、東京・町田市では、生後８か月の長女の顔に熱湯をかけてやけどを負わせたとして、２３歳の父親が逮捕されている。
　極めつけは３歳の長男に犬用の首輪を付けて監禁していた２３歳の母親と２６歳の父親が徳島県警に逮捕された。
　こうした事件の親の多くは昭和２０年代前半の団塊の世代の三世に多い。二世はバブル期に何んの不自由もなく育てられ、マザコンの全盛期と言われた時代に育った子。その子が今、親になり、その親が生まれた子を虐待している。
　外に出れば「声かけ事犯」などの〝狼〟が待っており、内側では虐待の〝鬼〟が幅を利かせるようでは子供の立つ瀬がない。だったら産むな！
　首都東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。
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