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2014年2月 6日 (木)

復興悪用 高額備品次々と購入 北海道・旭川のNPO大雪 町も当初、悪評に耳貸さず(6日)共同

東日本大震災の巨額の復興資金が不明朗に使われた疑惑に4日、ついに捜査のメスが入った。岩手県警に逮捕されたNPO法人「大雪りばぁねっと。」の元代表理事岡田栄悟容疑者(35)が震災直後に岩手県山田町入りし、一昨年12月に大雪が破綻状態にあることが露呈するまでの1年9カ月間、被災地で何が起きていたのか。県警による全容解明が待たれる。
 東日本大震災から16日目の2011年3月26日、盛岡市の岩手県社会福祉協議会の電話が鳴った。「被災地支援をしたいが、どこに行ったらいいか」。これが山田町と、業務上横領容疑で4日逮捕された岡田容疑者との「なれ初め」だった。
 翌27日、岡田容疑者は山田町に現れた。「国や県から山田町に行くよう指示された」。町幹部にはこう触れ込んだ。水難救助のプロを名乗る大柄な人物は頼りになる存在に映ったかもしれない。瞬く間に地元の支援活動の仕切り役になった。
 岡田容疑者はどんな経歴の持ち主なのか。旭川市で生まれ、幌加内高3年生の夏、石狩川で溺れていた6歳男児を救助。消防から表彰された。その経験から「縁を感じた」と言う水難救助を、その後本格的に学び05年に大雪を設立した。
 NPOとしてレスキューボランティアや川のごみ拾いなどを手がけ、10年度までの事業規模は年600万円程度。地道な活動をしていた法人は、大震災で被災地入りしたのを機に一気に億単位の資金を扱うことになる。
 熱心に見えた活動の背後で、カネにまつわる不穏な話は早くから流布していた。町が後に設置した第三者調査委によると、震災1カ月後ごろには、無断で高額なカメラを購入するなど大雪の「不適切な動き」を県社協関係者が指摘している。
 町議経験者は12年6月ごろ、別のボランティアから「大雪はノウハウがない」「ろくなことにならない」と警告され、町幹部に伝えたという。だが、町は「大雪に頼るしかない」と取り合わなかった。
 ブレーキ役不在の中、大雪の派手な活動は加速した。複数の大画面テレビや隠し部屋のような寝室を備えた隊の「司令室」の工事・改修費は約1億2千万円。特注エンジンを積んだ軍事用ボート、ブランド品の制服など高額な備品を次々と購入した。
 山田町内には今、大雪の放漫運営を許した役場への不信感とともに、元従業員らへの怒りも充満している。「あいつらは好き放題飲み食いした」と後ろ指や非難の的になり、「大雪でかつて働いていただけで悪者のように思われ、就職を断られた人もいる」(元従業員)。大雪の爪痕は、深い傷となって人口1万7千人の町の人々の関係や心を分断している。<北海道新聞2月5日朝刊掲載>

2010_0123_11120247newslogo1_2 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/519370.html

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