警視庁管内体感治安レベル3
首都東京体感治安(12、13日単位・レベル)
国民を護る気があるのか
【治安つぶやき】
本欄が指摘していた振り込め詐欺の「犯罪インフラ」のひとつである「名簿屋」について、結論は「取り締まる法律がない」ということが11日の神奈川新聞電子版で明らかにされた。
個人情報保護法では個人情報の販売までは規制していないというのだ。では、売られた名簿に氏名が掲載されている〝被害者〟の意向を無視することになるが、これについては「本人が同意していなければ第3者の提供は制限されているという」が、本人確認はしているの?
問題は名簿屋が「悪用されるとは知らなかった」と言ってしまえば完全な逃げ道になるのである。
ゴルフ大会の記録から年金受け取り人名簿、学校同窓会名簿、町内会名簿などあらゆる名簿が金儲けのため利用されているばかりか、利用目的によっては人命に関わることさえある。
これではわざわざ閲覧を厳しくした住民基本台帳法の改正は意味がない。平成18年の改正では、閲覧者には閲覧時期の事前申請、閲覧請求書の提出。その中には氏名や住所と利用目的なども記入し、捺印した誓約書までとられる。さらに統計調査や世論調査、学術研究等の調査研究など、公益性が高いと認められるものの対象者を抽出する目的で閲覧する場合などに限られる。
295億円もある振り込めめ詐欺被害防止には、口座の凍結や携帯の利用制限などはあるものの、名簿屋は「取り締まる法律がない」というのであれば作ればいい。国民挙げての対応が求められているのだ。お年寄りが振り込め詐欺の被害に遭い、街をあるけば「ひったくり」の被害に遭う。こんな世の中、法治国家といえるか!
都内で殺人や同未遂事件が相次いでいる。12日夜、東京・足立区で、52歳の女性が自宅近くの路上で刃物で刺されてけが。同夜、八王子市の住宅で、35歳の男に17歳の女子高校生が殺害された。10日には武蔵村山市で男が元交際相手の女性を殺害するなど体感的に悪化を感じる。
首都東京体感治安は「レベル3(イエロー)」とする。
本日の警察マスコットは熊本県警の「ゆっぴー」です。
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