警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(11、12日単位・レベル)
組織の硬直化?
【治安つぶやき】
「首都を護るプライド」は何処に消えてしまったのか?
東京・武蔵村山市のマンションで女性が殺害された事件で、被害者と加害者がそれぞれ警察に相談していたばかりか、事件の起こる1時間以上も前に「危険を知らせる110番通報」されていたことが明るみになった。
いずれも報道によるものだが、被害者と加害者は昨年10月上旬から現場のマンションで同居していた約2週間後に別居。別居のあと家賃問題などでトラブル。被害者は今年2月5日まで3回にわたり東大和署に相談。一方、容疑者もやはり3回にわたり青梅署に相談していた。
昨年、警視庁三鷹署で発生したストーカー殺人事件では、発生4日前に被害者の通学する高校の担任が杉並署に相談。相談を受けた生活安全課員は「三鷹署に行くよう」と指導。被害者はその後、約1時間半にわたり三鷹署に相談していた。
東村山の事件も三鷹の事件同様2つの警察署にまたがっていた。こうした事件が起きる度に批判を受けるのが「横の連絡」。
三鷹事件後、警視庁はストーカーやDV事件には専門部署を設置。刑事部の捜査1課や機動捜査隊までも含めて「積極的加害者検挙」の方針を打ち出したはずだ。「同姓していた男女間のトラブル」は「ストーカーやDV事件と違うから防げなかった」と言ってしまえば、組織そのものが硬直化していることになる。
異なる警察署、あるいは刑事と生活安全など異なる部署にまたがる「相談」にどう対処するか。病院のカルテのようなカードをつくり、外勤、交番までも含めて検索を可能にして「情報を共有」することが大事なのではないだろうか。
警視庁には過去に複数の署と本部にまたがるDV被害者を護り通した経験があるはずだ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
本日の警察マスコットは長崎県警の「キャッチくん」です。
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