警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(19、20日単位・レベル)
国民みんなで
【治安つぶやき】
振り込め詐欺などからお年寄りを救おうと国民が立ち上がった。警察官OBが高齢者宅を訪問してアドバイスする「エイワ・ハートフルサービス」(東京・新宿)が設立された=産経都内版。
その道の専門家が、お年寄り宅を直接、訪問して、振り込め詐欺だけでなく空き巣や押し売りなどの被害に遭わないようアドバイスするほか、行政や介護サービスへの連絡。遠くに住む家族の安否確認も手伝うもので、当面は東京の世田谷、練馬、杉並区など一部で実施され、基本料金は3万1500円だという。
これに類似する話では、日本郵便が昨年10月から高齢者向けの事業として、安否確認や買い物支援などのサービスを始めている。郵便局員が高齢者宅を訪問するというきめ細かなサービスとなっている。こちらは料金が1か月千円だが、別料金を払えばコメや水などの配達や、電話による毎日の健康チェックなどのサービスも受けられる。
この他にも東京・日野市などでは社会福祉協議会が街の弁当屋さんに依頼。要介護認定高齢者宅への安否確認と見回りを兼ねながら昼の弁当を毎日届けているところもある。
こんな時代の背景には警察の巡回連絡ができなくなったことがある。かつては、制服の駐在さんや交番のお巡りさんが各家庭を訪問し、住民の顔を直接見ながら治安のアドバイスや不審な情報収集もできた。
ところが、連絡表を作るものだから、一部に「個人情報だ」と言って拒否するようになり、巡回連絡は消えた。
巡回連絡復活傾向にある警察署もあるが、「個人情報」と「命と財産」はどちらが大事なのか?銃の国・米国と違っても平和ボケ・日本にはまだ危機感は持てないようだ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
本日の警察マスコットは三重県警の「ミーポくん」です。
web小説「防諜 テロリストを補足せよ!」連載中です。日本版NSCの誕生に合わせて、日本国内で暗躍する北朝鮮やイスラム過激派と刑事の戦いです。
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防諜 テロリストを補足せよ 6
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影虎は十一月一日付けで内閣官房に設置された国家安全保障会議(NSC)の秘密諜報員に正式に任命された。
NSCは首相の肝入りで誕生した。中国や朝鮮半島など北東アジアの軍事的脅威が高まっていることなどから、安全保障政策の司令塔とするため創設されたものだ。
首相が議長を務め、その下に官房長官、外相、防衛相の三人の大臣。下部組織として国家安全保障局が置かれている。
保障局には局長の下に中国・北朝鮮の軍事動向を把握する部署や総括、戦略、情報など六部門が置かれ、それらのトップの情報連絡官に外務省や防衛省、警察庁の各官僚が充てられている。
情報部門は内閣情報調査室を母体にした、「ヒューミント」という諜報部門がある。ヒューミントとは、欧米などの同盟国や友好国、北朝鮮や中国国内などで日本に対する軍事的脅威となる情報を入手する秘密諜報員だ。
得られた情報を安全保障会議に集約されるのだが単なるスパイではなく、諸外国の諜報機関との連携のもと、民間企業などで働くなど普通の生活をしながら人間関係を重視した情報の収集だ。
中国・北朝鮮や中東・アフリカでのテロの兆候などを探る情報連絡官には防衛省と外務省が充てられた。
NSCは軍事的脅威となる情報収集に加え、テロ、大量破壊兵器や自然災害までも含めた国土安全保障会議として米国ではHSCがあることから、その担当部署も設置された。
この部署はテロ対策など専門的な情報収集活動が求められていることから、警察庁が担当することになった。初代情報連絡官に警察庁キャリア組の国木田龍夫が任命された。
国木田 が警察庁警備局公安一課から同庁会計課理事官などを経て、長野県警本部長から警視庁警務部長などに異動を繰り返し、警察庁の警備局審議官になった二年後の今年、情報連絡官に抜擢された。
ヒューミントが国際的なミッションを担当するなら国内でのミッションを担当する情報収集員も必要として国木田が首相に打診。諮問機関に図った結果、少人数なら国内専門のヒューミントとして秘密諜報員の任命を認めることになった。
但し、あくまでも存在そのものを秘密として人事記録には残さず給与も当分の間、現所属組織から支給することが条件とされた。そして警視庁から三人が指定された。将来は民間人を含めて増員することも考えている。
ヒューミントに指定されたのは影虎をはじめ公安部の覗き(監視)専門の菊田祐二、ハイテク犯罪情報担当の房木誠の三人。
菊田は極左暴力集団、革マルや中核の情報収集で警視庁にはほとんど顔を出さない男である。
影虎と菊田は国木田が警視庁出向時に信頼できる部下として同じ釜の飯を喰った仲間。房木はハッカーを働き警視庁に逮捕されたが、その技術を警察活動に役立てたいと採用されたもので、バリバリ現役の二十九歳。千葉工業大学、電子学科の卒業生だ。いずれもひと癖もふた癖もある強者たちだ。
三人の存在はNSCと警察庁、警視庁の極一部の幹部にしか知らされていない。
こうして誕生したNSCだが、今回の航空自衛隊松島基地の爆破事件で首相は「自衛隊を攻撃対象とするのは国家を揺るがすテロ行為」と判断。第一回会議が開かれた。会議には首相、官房長官、外相、防衛相が出席した。首相から次のような挨拶があった。
「アルカイダや北朝鮮などの工作員の動きが国内で活発になっているという情報がある。テロから国民を守らなければならない」
議題はテロ対策。各大臣が意見を述べた。官房長官が提言した。
「マスコミを利用するのではなく、不審物に注意を呼びかけるようなステッカーを作って公共施設や公共交通機関に掲示し、テロに対する危機意識を持つよう国民に浸透させる必要がある」
これに首相が次のように付け加えた。
「内閣府が出した二〇〇四年通達に各省は全力を尽くすこと」
そして首相は、松島基地爆破事件を早期解決し再発防止に全力を挙げるよう指示を出した。
内閣府の通達とは「テロ対策としては国内テロ集団の行動監視は勿論だが、TATP(トリアミノトリニトロベンゼン)などの爆発物の原料となる化学物質、過酸化水素などは薬局で誰でも買えることから厚労省や経産省、農水省で流れをつかむなど管理を強化する」としたもの。
ミッションは国内のテロ対策などを担当する国木田が指名され、国内におけるテロリストの活動を封じ込める作戦が展開されることになった。NSCミッション001号である。(つづく)
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