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2014年1月17日 (金)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(17、18日単位・レベル)
これは同一犯だsign03
【治安つぶやき】

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 16日午後7時半ごろ東京・杉並区西荻南3丁目の薬局に男が押し入り、「俺は包丁を持っている騒ぐな」と書かれた紙や包丁を見せて脅し、レジにあった現金など約36万円を奪って逃走した。男は30歳ぐらいで、身長約160センチ、フード付き灰色パーカーでマスク姿だったという。
 2か月前、11月23日午後7時38分に東京・武蔵野市の吉祥寺駅前第一ホテルのブテックに、男が押し入り、「金を出せ」と書いたはがき大の紙を示して15万円を奪って逃げた。警察によると男は30歳、160㌢ぐらいでグレーのフード付きヨット用の着衣、茶色のサングラスにマスク、グレーのズボンだった。
 西荻南3丁目の薬局は中央線の西荻窪駅の南側で駅の近く。一方、吉祥寺の第一ホテルは中央線西荻窪駅の隣りの駅・吉祥寺の北口。とは言っても直線距離にして2㌔も離れていないし、五日市街道を使えば車で数分。
 人相、着衣、同時間帯の犯行、要求を紙に書いており同一犯に間違いないだろう。
 二つの現場に土地鑑があって、身長が意外に小さい男で防犯カメラを調べれば、行き着くのは間違いない。
 犯人よ!これ以上罪を重ねるのは止めなさい。そして自首しなさい。もう逃げられませんよ。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
 本日の警察マスコットは長野県警の「ライポくん」です。
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 web小説「防諜 テロリストを補足せよ!」連載中です。日本版NSCの誕生に合わせて、日本国内で暗躍する北朝鮮やイスラム過激派と刑事の戦いです。「続きを読む」からお入り下さい。

 防諜 テロリストを補足せよ  4

 基地を管轄する松島東署に宮城県警本部警備部長の石井久が到着したのは発生から一時間近くが経った午後八時前。刑事部長の坂田憲男、捜査一課長の谷津茂助も前後して着いた。
 三人は署長室で署長の千野亮子から報告を聞いた。千野の報告する声が震えている。千野は東大法学部卒で一九九六年(平成八年)警察庁入庁組のキャリア。
 警視庁万世橋署の刑事課長を振り出しに東京湾岸署の副署長、内閣府に出向し男女共同参画局ではDV(夫婦間暴力)法の誕生に活躍し、宮城県警では初めての女性警察署長に迎えられた。半年前の春の人事異動で就任したもので、県警本部長の大久保純三が刑事局の審議官をしていた時の捜査一課の理事官だった。
 「ご苦労様です。今のところ第一報ですが、松島基地正門付近が爆破されました。この爆破で正門の警務隊員がひとり死亡しました」
 石井が質問した。
 「当時、現場には何人の隊員がいたんだ?」
 「はい。当直体勢に入っており、いたのは警務隊員一人でした」
 刑事部長の坂田は定年まで残り四年。退職前にこんな大きな山に当たるとは思ってもいなかったようだ。
 千野が二人を現場に案内することになった。用意した所轄のワゴン車に三人が乗り込み、谷津は車載電話付きの一課長車で後ろに続いた。
 車内で坂田が警備の石井に問いかけるように話した。
 「殺しで帳場(捜査本部)立ち上げるしかないかなぁ」
 石井は坂田より二歳年上である。
 「馬鹿言うなよ。敵は爆弾使ってるんだろう。しかも対象が自衛隊だぞ。こっちがやるしかないだろう」
 間を置いて石井。
 「そうかも知れんが…殺しから入るのが順当なような気がするな…」
 坂田は、捜査本部の主体を刑事部にするか警備部にするかの判断材料にするため石井の反応を見たのである。石井は現在の公安情勢の説明を始めた。
 「九条を改正して自衛隊を軍隊と名乗る案に反対している集団が多いんだ。しかも日本革命同盟から法律家の集まりや原水爆に反対する団体など左翼系の連中。さらにネット検索すれば分かるが一匹狼的な思想家までいる」
 石井の説明が続く。夜中の道は空いておりサイレンの吹鳴をやめて赤灯だけで走行。現場まで十五分とかからなかった。
 車を降りた刑事部長の坂田が捜査一課長の谷津に声をかけた。
 「谷津君、どうだろう。この山は警備に任せようと思っているのだが…」
 谷津は県南の蔵王の麓の農家に生まれた三男坊。農業高校卒のたたき上げで捜査一課長まで上り詰めた職人である。
 子供のころから異常なまでに正義感が強く、警察官の道を選んだ。拝命以来、刑事一筋に通してきた〝刑事(デカ)〟野郎だが頑固さは筋金入りだ。
 「刑事は職人。血反吐がでるまで地べたを這いまわるのが捜査だ」という〝徒弟制度時代〟に鍛えられた刑事である。それだけに組織捜査や科学捜査の時代と言われる現代に戸惑いを感じている。
 機動捜査隊員の時代から〝探偵〟が大好きで、仙南地域で発生した連続放火事件の時は、一週間近くもゴミ箱に隠れたり、農産物の窃盗事件では農作業員に変装して張り込みを続けて犯人を逮捕するなどの武勇伝がある。
 東北訛りは県警一と言われ、身長は一六〇㌢台で警察官の中では小柄だが、その分、声が大きい。
 「ずかん(時間)からすっとこれテロでねえべ。殺すだあな。警備部ったって奴らは捜査じゃなく警備実施のほうだろう。鉄カブトかぶって盾持って突っ立っていればいいんだよ。うぢでやるしかなかんべさ」
 谷津は一度言い出したら他の意見は聞き入れない。
 「本部長がなんと言うかだよ」
 年下の坂田はこう答えるのが精一杯だった。この言葉を聞いた谷津の顔色が変わった。
 「おやずの意見なんか聞いてられっかよ。それじゃほす(犯人)はあがりっこねえべ」
 興奮すると谷津の訛りがひどくなる。その癖を幹部たちは見抜いている。三人は千野の案内で現場に到着したが離れた位置での視察となった。
 爆発物が置かれた場所は建物の壁の壊れ具合から壁際と推定された。
 現場には警備部公安課の課長、星川竜一が既に到着していた。谷津は関係者から事情聴取を済ませていた地元刑事課の主任の柴田良平に聞いた。柴田は四十八歳。この夏に警部補に昇任したばかりなのだ。
 「もぐ(目撃者)はありそうが?」
 柴田は谷津があの有名な捜査一課長であることを知っていた。自分の憧れの刑事である。
 「いや、ありません。防犯カメラに期待するしかないですね」
 「馬鹿野郎!かんす(監視)カメラでほすが挙がるなら苦労はしねぇよ。おめえらはマヌアル通りすか、すごと(仕事)できねぇのか…地取りだ地取り…髪の毛一本もみのがすんじゃねえぞ…」
 柴田は谷津の怒声に肝を潰した。それにしてもマヌアルとは何だろうか…
 第一回の捜査会議が開かれたのは発生から四時間が過ぎていた。午後十一時から五階の道場で行われる。柴田は千野に谷津課長の言う「マヌアル」の意味を聞いた。千野は笑っている。
 「あんた…地元でしょう?分からないのですか?マニュアルですよ」
 「なあんだ…訛っているだけか…」
 本部鑑識班は現場で作業中だが公安課長の星川の一声で早く始めることになった。星川は宮城県警の同期のなかで最初に警視に上り詰めたエリート。しかし、谷津より十歳も若かった。
 この時間をもって捜査本部が立ち上げられた。業界用語で言う捜査本部の「戒名」は「航空自衛隊松島基地爆破事件捜査本部」。
 特別捜査本部のため総指揮官は県警本部長だが警備部と刑事部の合同捜査本部となりそうだった。「捜査会議を開け」と言った星川に谷津がかみついた。
 「なぬ!会議だと…かんすち(鑑識)はまだ現場にいるんだぞ…なぬを慌ててるんだ」
 「それはあとで報告を聞けばいいだけでしょう。それよりも早く方向性を示さないと…」
 対立が始まった。「これは殺人事件なんだ。なんで公安が仕切るんだ」と谷津は不満を感じている。
 本部員は地元の松島東署員十八人に加えて県警本部から警備部公安課、刑事部から捜査一課、組織犯罪対策部から組織犯罪対策課、生活安全部の総務課、機動捜査隊員など二十人の応援を得て計三十八人体勢となった。東日本大震災の遺体捜索はまだ続いており、どうしても警察官のやり繰りができない。谷津が言った。
 「馬のあす(足)だって四本あるって言うのに…四十人にもみたねえなんて捜査できっこねえだろうが。すかも、寄せ集めの集団だ」
 谷津のこの言葉を「現場の声」と受け取った坂田が千野に同意を求めるよう言った。
 「いくら合同捜査でもこの頭数でこの山は無理だろう」
 「本部長の考えはこうなんですよ。東日本大震災の問題もあり、必要ならば他県警に応援派遣を求めればよいと…」
 「応援捜査員か…震災の時は大成功だったからな…」
 捜査会議が始まった。星川が最初にこう切り出した。
 「諸般の情勢から判断するに自衛隊の国防軍化に反対する極左による犯行の可能性が高い。爆弾を所持するような危険集団の情報収集に全力を挙げてほしい…」
 この言葉を聞いた谷津は黙っていなかった。
 「ずかん(時間)と場所からしてもこれはこずん(個人)隊員を狙ったずけん(事件)だ。ずえいたい員(自衛隊員)でも通行人でもええがら、不審者のもぐ(目撃者)やがい者(被害者)の身辺捜査など基礎捜査を重視すべきだ」
 星川が警備部長の石井を見ながら言った。
 「一人の個人隊員を狙うなら、わざわざ爆弾を使わなくてもいいと思うんですが…やはり、背景に組織があると見たほうが…」
 石井がこれに答えた。
 「個人でわざわざ苦労して爆弾を作るとは思えない。君のその線で行けばいい」
 刑事部長の坂田は黙り込んでいる。現場を取り仕切る者二人で、しかも意見が違うようでは、捜査員を混乱させる丨と判断した坂田は敢えて何も言わなかった。
 初動から捜査の方向はテロ事件に向いているのに谷津は強い懸念を持った。
 議論を控えた谷津は話題を変えた。
                     (つづく)

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