警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(28、29日)
自転車問題
【治安つぶやき】
池の中から〝小判ぞくぞく〟ならぬ自転車がぞくぞく出るという謎めいた話がある。
その池とは東京・武蔵野市と隣接する三鷹市にまたがる井の頭恩賜公園内の中心をなす「井の頭池」。18日から池の水を抜いて浄化する「かい堀り」が行われていた。
数日前には「池の中から自転車が出た」ニュースが流れたが、26日にその数は200台以上になった。
駅前などえの放置自転車は増加を辿り、これを狙った泥棒も後をたたない。被害者も警察に届けるが、カギをかけるなどの盗難対策もない。
警察庁によると昨年11月まで自転車泥棒の認知件数は27万8325件。窃盗事件のなかでも非侵入盗に次いで多いのが乗り物盗だ。その乗り物盗のなかでも自転車盗は最高の数字。1日約850台の自転車が盗まれている。
事件数が多いのに対して検挙率も全刑法犯のなかで最も低く、わずか5.4%なのだ。盗まれた自転車はどこに消えたのか?
検挙率は治安のバロメーターのひとつの証拠。平成10年までは全刑法犯の検挙率が60~70%を誇っていたが、同13年には20%を割った。日本警察は治安再生を図った結果、現在は50%まで回復している。
罪種別で最も多い自転車盗の検挙率が1桁台で全体の率を押し下げる要因となっており、もはや「正確な治安のバロメーター」とは言えなくなっている。
誰がしたのか?
自転車は安くなり9000円代で新車を買える。壊れたら今回の様に「ゴミ」として放置されるのなら国民みんなで自転車について考える時期にあるのかもしれない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
本日の警察マスコットは兵庫県警の「こうへいくん」です。
小説「防諜 テロリストを捕捉せよ!」は別サイトに引っ越しました。全文が読めます。http://policestory.cocolog-nifty.com/police_story_/
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