警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(5、6日単位・レベル)
卑劣な犯罪だ
【治安つぶやき】
大手食品会社の冷凍食品に農薬が混じっていた問題はどうやら事件の可能性が高くなってきた。
犯罪には様々な型があり、例えば1984年のグリコ森永事件などは劇場型犯罪と言われ、1968年の府中3億円事件などとともに古くから存在する。声明を出してまるで捜査に挑戦するかのごとく犯行を重ねるものだ。
昨年発生した黒子のバスケ事件もこの劇場型犯罪の部類に入るが、どちらかと言えば、現代的なフィクション型劇場犯罪とでも言うのかもしれない。
このほかに、マスコミに報道されることで、混乱する国民をあざ笑うかのごとく楽しむ愉快犯がある。劇場型犯罪とダブルものの代表的な事件として言われているのがグリコ森永事件だ。この時は真似犯が次々に現れ、まさに犯人にとって〝倍返し〟のごとく愉快だったに違いない。
この大胆な劇場型犯罪に対して、光の当たらない陰にかくれて舌をなめずり回している犯罪を陰湿型犯罪というのだろうか、今回の農薬混入事犯はまさにこれだ。
犯行声明を出すまででもなく、かと言って人を殺害するような大胆性も無く、報道により国民や企業がパニックになるのを陰で見て楽しんでいるとすれば、人間の風上にもおけない卑劣な犯罪だ。
群馬県警は連合赤軍リンチ殺人事件や大久保事件など世の中を震撼させた多くの事件を解決しているなど実績のある警察。1日も早く真実を明らかにして国民に安心感を与えてほしい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
本日の警察マスコットは山形県警です。
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