警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24、25日単位・レベル)
逃走手段は?
【治安つぶやき】
「労多くして功少なし」とはこんなのを言うのだろう。22日深夜、名古屋市千種区内の駐車場に止めてあったワンボックスカーから現金500円や預金通帳を盗んだ44歳の男が警察官の職務質問を受けた。男は警察官を振り切り近くの川に飛び込み泳いで対岸にたどり着きさらに逃げた。
間抜けなのはそれからだ。現場には濡れた足跡が点々とあり、警察官が追っていくと男は近くのマンション階段に隠れていたところを御用となった。預金通帳を盗んでも引き出せなければ500円盗っただけで冷たい思いをし、留置所入りとなってしまったのである=朝日新聞電子版。
泳いだのは別にして徒歩で逃げる手段は多くの罪種で見受けられる。
今回の事件は窃盗犯でしかも車上狙い。警察庁によると平成24年の窃盗犯検挙件数27万9104件のうち最も多い侵入盗の逃走手段は徒歩その他で14万1593件と約半数を占める。逃走手段に盗難車を使ったのが2万1517件もあった。
今回の車上狙い検挙件数2万3650件のうち、徒歩が4301件で、他では自己所有の自動車かオートバイが9333件あった。
徒歩での逃走は窃盗だけでなく強盗、暴行・傷害などの粗暴犯、詐欺犯でも多い。意外である。
22日から24日未明にかけて都内で発生した強盗事件や殺人未遂事件は、報道の扱いも小さく体感的には落ちついたようだ。
よって首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」に戻す。
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