警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(15、16日単位・レベル)
火付盗賊改方
【治安つぶやき】
空気が乾燥する時期になると怖いのは火事。なかでも放火は許せない犯罪だ。江戸時代、放火は強盗と合わせて重罪とされ、専門の役職が置かれた。火付盗賊改方である。
アメリカでは、火災によって死傷者が出た場合を第1級放火。財産に重大な損壊が生じた場合には第2級放火と分類されている。
15日は山梨県甲府で18%の湿度を記録したほか30%台は東京をはじめ岐阜や徳島、埼玉の熊谷、熊本県の油津など多くの地域で湿度が低かった。
こんな時期に横浜市で連続放火事件があった。14日夜には横浜市港北区の住宅街で不審火が連続5件起きた。火は幸い消し止められたが卑怯極まりない犯罪であり、早期検挙に期待したい。
警察庁によると今年11月まで全国で発生した放火事件の認知件数は980件で前年同期に比べて39件の増。これに対して検挙件数は731件で同36件少ない。検挙率も74.6%で同6.9ポイント減少している。
放火事犯が多いのは大阪の143件。以下東京87件、愛知63件、千葉47件、福岡42件の順。検挙率で最も高かったのは125%の奈良、114%の大分、110%の北海道、105.9%の山口など10県以上が100%だ。
最も低かったのは静岡の25.0%。28件も発生しており、住民挙げての警戒が必要のようだ。地域社会の絆が強かった昔は、拍子木を鳴らしなが「火の用心」を呼びかけたのものだった。今は、とんと見られない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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