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2013年11月 9日 (土)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(9、10日単位・レベル)
なんと稚拙な犯行よ
【治安つぶやき】

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 東京・田園調布の女子中学生誘拐事件は、主犯の埼玉県加須市の43歳の男が、闇サイトで知り合った沖縄の二人の男に身代金の要求金額を知らせていなかったばかりか、被害者宅には自ら要求電話をするなど自作自演だった。
 この事件、誘拐された女子生徒の母親が警察に連絡、45分後にスピード検挙。墓穴を掘ったのは盗んだナンバープレートだった。闇サイトで共犯者を捜すなど一見〝緻密な計画〟のように見えるが、単純であさはかな「馬鹿丸出し」だ。
 身代金目的の誘拐事件は記録では昭和21年3月14日に東京都内で10歳の少女が誘拐され2万円が奪われたが6か月後に犯人を逮捕。少女は無事保護されている。
 身代金目的誘拐事件と言えば忘れることが出来ないのが昭和38年3月31日発生の村越吉展ちゃん事件だ。この時は身代金50万円が奪われ、犯人の小原保容疑者は2年後の7月に逮捕されたが吉展ちゃんは遺体で発見された。
 身代金目的の誘拐事件は8割は被害者を無事に保護されているが殺害されてしまった事件もある。そこで問題になるのが捜査手法だ。
 佐藤英彦元警察庁長官は「田宮裕博士追悼論文」で次のように書いている。
 「捜査は犯人逮捕が目的だから犯人が身代金を受け取る時が逮捕の最大のチャンス」とする一方で「身代金を取り逃げされる可能性が大きい場合には現場設定をセットすべぎでない」「人質に対する生命・身体への加害の危険性を回避することになるのであれば、取り逃げされる可能性が大きくとも受け渡しをセットするべし」とする幹部の考え方の違いが捜査方針に微妙な違いをもたらす-としている。
 その意味では村越吉展ちゃん事件は警察の失敗だったが、今回の誘拐事件は稚拙だがその捜査力は賞賛に値する。
 警察庁によると平成24年の略取誘拐・人身売買は147件の認知件数で検挙率は89.8%だった。ただ、身代金要求の事件は実に久しぶりである。
  首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。 
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犯行車両発見の警官5人に警視総監賞授与へ

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東京の田園調布で女子中学生が身代金目的で誘拐された事件をめぐり、警視庁は、検問で犯行車両を発見し、羽田容疑者と宮城容疑者の逮捕や女子中学生の無事保護に貢献した東京の府中警察署の警察官5人に対し、警視総監賞を授与することを決めた。11日に授与されるという。http://www.news24.jp/articles/2013/11/09/07239968.html

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