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2013年10月 9日 (水)

警視庁管内体感治安レベル3

首都東京体感治安(9、10日単位・レベル)
どうして防げない
【治安つぶやき】

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警察に相談していたのに、また犠牲者が出てしまった。8日、東京・三鷹市の住宅街で18歳の女子高校生が21歳の男に刃物で首などを刺されて殺害された。
 犯人は幸い逮捕されたものの、閑静な住宅街での事件だけに住民に与えた恐怖感はいくばくか。
 今回の事件では発生の日の朝、警察に「男に待ち伏せされている」と相談していた。相談を受けた警察官は相手の男の携帯に3回架けたが出なかったという。報道では学校にも相談。さらに警察にも相談した結果「地元署に行きなさい」と言われていた。
 長崎県で、ストーカー被害を受けていた女性の母親と祖母が殺害された事件や、神奈川県で、ストーカー行為の末に元交際相手の男に女性が殺害された事件など警察の対応が批判されたことから、ストーカー規制法が一部改正されている。
 申し出を受けて警告を出さない場合、その理由を被害者に書面で通知することを義務付けている。従来は被害者の居住地でしか出せず「相手に居場所を知られてしまう」と申し出をためらう人が少なくなかったことによる改正だ。
 この問題は事件によって様々なケースがあり必ずしも「1+1=2」の回答は出せない。例えば、今回のケースでは警告の電話を架けたといっても、警察内部の電話でかければ相手に「0110」が出るため知らてしまう。相談を受けても女性を警察官が24時間守れない。逆に警察に知られたとなると凶暴化する危険性だってある。
 問題は相談を受けた時、警察官はどれほど深刻に受け止めたかだ。「深刻」と受け止めているなら軽い気持ちで携帯には架けないだろう。
 今後、この様な事件を防ぐため、いくら法改正をしても事件は現場で起きているのだから効果を期待できない。ならば、ちょとでも危険性がある場合は警備会社による24時間警備を依頼するなど制度化してはいかがか。金銭的な問題は犯罪被害給付制度のような制度を設けるべきである。国で守ってやる度量を示せ
 首都東京体感治安は「レベル3(イエロー)」とする。
 写真は宮崎県警のポスター 

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