警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(30、31日単位・レベル)
法改正しかない
【治安つぶやき】
殺人など重大事件にエスカレートすることを防ぐための対策を検討する研究会が発足するという。被害者保護だけでなく、精神科医などによる加害者側へのカウンセリングや治療法も研究し、「被害者も加害者も生まない社会」の実現を目指すのが目的。
女性をシェルターに避難させるなどの「対症療法」では根絶できないとし「加害者を生まない仕組みづくりが必要」と、重大事件に至る前に加害者にカウンセリングをする米国やカナダを参考にするようだ=毎日新聞電子版。
何故?殺人に発展するのか。加害者は「相手が分かってくれない」と解釈。「強行に押せば受け入れられる」と勝手に思い込む。
事件はこの「思い込み」の程度を読み取れないために起こる。殺人は全国の相談の0.0001%だが、被害者が拒否した段階から殺意を固めてしまう場合に起きる。三鷹事件がその例だ。パソコンの記録によると9月20日には殺害を決意。10月8日に相談。翌日にはナイフを購入して京都から上京。被害者の自宅に入り待ちしていた。
被害者自身が「殺害される」という危険度を見抜いていれば警察も対処できたはずだが、そうでなくても警察的には、被害者の自宅をパトロールするなどの対応をしていれば悔いは残らなかった。
カウンセリングで加害者を生まない仕組みと言うが、警視庁管内では4000件以上の相談者がいる。全国では何万件になる。この中の僅かな者が殺意を持っているだけでどう見抜くか。極めて難しい判断が求められる。法律は「人」がつくるもの。法改正しかない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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