薬物試験でミス また誤認逮捕(27日)NHK
コカインを隠し持っていた疑いで警視庁は26日、40代の男性を逮捕しましたが、詳しい鑑定を行った結果、違法な薬物ではなかったことが分かり、男性に謝罪して、釈放しました。
警視庁によりますと、26日午後10時ごろ、葛飾区内の路上で葛飾警察署の30代の巡査長が、駐車中の車に乗っていた埼玉県の40代の男性が持っていた白い粉末を簡易試験したところ、コカインの反応が出たとして、男性を麻薬取締法違反の疑いでその場で逮捕しました。
ところが、その後、粉末を詳しく鑑定した結果、違法な薬物ではないことが分かり、27日、男性に謝罪して釈放しました。
この粉末は、法律で規制されていない脱法ドラッグで、脱法ドラッグの中には簡易試験でコカインと同じような反応を示すものがあることから、警視庁は簡易試験の結果では逮捕せずに詳しく鑑定して確認するよう指導していましたが、巡査長はこの指導を認識していなかったということです。
警視庁では先月も、薬物の簡易試験のミスで覚醒剤を持っていたとして別の男性を誤って逮捕していました。
誤った逮捕が相次いだことについて、警視庁組織犯罪対策総務課の児嶋洋平課長は、「薬物事案の簡易試験や逮捕の判断について指導を徹底し、再発防止に努めたい」とコメントしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131027/k10015588201000.html
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