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2013年9月15日 (日)

背景に孤独感や不安? 止まらぬ高齢者の万引 (15日)共同

【熊本】
高齢者の万引が止まらず、今や県内の万引総数の3分の1は高齢者によるものだ。スーパーやドラッグストアで比較的低額の食料品を盗む行為が目立ち、背景には孤独感や経済的な不安などがあるとみられる。行為を繰り返す高齢者も多く、福祉的な支援の必要性も指摘されている。
 玉名市のスーパーで3日、長なす一袋(100円)を万引した疑いで、81歳の女性が現行犯逮捕された。
 スーパーの店長(38)によると、女性は1年前にもこの店で万引をしていた。警戒して見ていたところ、買い物を済ませていったん外に出た後、再び店内に戻ってなす一袋を買い物袋に入れたのが分かったという。
 玉名署によると、女性は以前の万引の罪で執行猶予中だった。年金を受給し、一人暮らし。調べに「お金に困ってやった」と話したが、財布には1万数千円があったという。
 顔見知りの近所の女性は「お金に困ったようには見えなかった」と驚き、別の男性は「人懐っこく、おしゃべり好き。一人暮らしの寂しさがあったのかもしれない」と話す。
 1月には県北の物産館で、91歳の男性が焼酎のワンカップ(210円)とノリ佃煮[つくだに](180円)を万引した事例もあった。
 県警が万引(窃盗)の容疑で摘発した65歳以上の高齢者は、2003年に179人。昨年は433人と、10年間で2・4倍に増加した。昨年の万引の摘発総数は1350人で、このうち32%を高齢者が占めている。
 高齢者433人のうち、65~69歳は106人、70代は214人、80代が111人、90代も2人いた。動機で多いのは「自分で消費するため」で365人、「生活に困って」が65人だった。
 「万引は少年の犯罪とされてきたが、近年は高齢者の方が多い」と県警刑事企画課は説明する。
 先の玉名市のスーパーの店長は「注意しても悪いと思っておらず、何回も繰り返す常習者が多い。店としても頭の痛い問題」と、止まらない高齢者の万引に頭を悩ませる。
 刑務所などを出所した高齢者と障害者の社会復帰を支援している県地域生活定着支援センター(熊本市)は、高齢者万引の背景として、将来への不安と判断能力低下を挙げる。
 センター長の副山明則さん(58)は「一人暮らしのお年寄りなどは、所持金に余裕があっても、将来に経済的不安を抱えがち。お金を使うのが惜しいと感じるようになる」と説明。盗みを働くとどうなるかの「判断能力も低下してくる」と指摘する。
 センターは再犯防止のため、出所者に施設入所などの福祉サービスを紹介。「高齢者を孤独にしないために、社会的なきずなをつくることが大切だ」と強調している。(東本由紀子、久保田尚之、河内正一郎)

http://kumanichi.com/news/local/main/20130915002.shtml2010_0123_11120247newslogo1_2

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