国連公聴会で拉致家族が証言(29日)NHK
北朝鮮による人権侵害の実態を調べるため新たに設置された国連の特別委員会が東京で初めて公聴会を開き、出席した拉致被害者の家族が、肉親が拉致されてからの経過や早期救出への思いを訴えました。
拉致や強制収容所の存在など北朝鮮による人権侵害の実態を調べるため、国連の人権理事会に新たに設置された特別委員会のメンバーは、29日、東京の国連大学で拉致被害者の家族らを招いて公聴会を開きました。
冒頭、特別委員会のカービー委員長は、公聴会に出席するよう北朝鮮側に打診したものの返答がなかったとしたうえで、被害者家族から拉致当時の状況などを聞き取りました。
この中で、横田めぐみさんの母親の早紀江さんは「娘が煙のように消えてから20年間、消息が全く分からなかった」としたうえで、北朝鮮が出してきためぐみさんの写真を見たときの心境について「泣いて泣いて絶叫して捜し回った娘の姿が写真の中にありました。長い間、助けてあげられなくてごめんなさいという気持ちで一杯になりました」と振り返りました。
また、有本恵子さんの母親の嘉代子さんは、恵子さんは死亡したとする北朝鮮の主張について「死亡診断書はでたらめなものでしたし、死亡説明はうそだと思っています。娘は今も生きていると信じています」と訴えました。
田口八重子さんの兄で家族会代表の飯塚繁雄さんは「何人を拉致したのか知っているのは北朝鮮であり、国連が北朝鮮に被害者の名簿を出させるなど、これまでと違った方法をとることも議論していただき素早く問題解決に動いてほしい」と求めました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130829/k10014133991000.html
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