警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(2、3日単位・レベル)
犯罪にもレトロがあるの
【治安つぶやき】
米国は2日、中東、北アフリカでアルカーイダ系勢力によるテロの危険性が高くなったとして全世界に渡航警戒を呼びかけた=産経電子版
今月1日、保険金を狙ったと思われる放火事件で3人の男が北海道警察に逮捕された。41歳の男らは所有するアパートの空き部屋に放火。約2000万円の火災保険を受け取った疑い。昨年8月ごろにも別のアパートで火事があり、警察は2件とも保険金を狙った犯行の疑いもあるとみて捜査しているという。
放火事件と言えば朝日新聞によるとアメリカのデトロイトの廃虚で放火が相次いでいるという。保険金の詐取のほか焼け跡から銅線などの金属を回収して販売するのが目的だとか。訳は経済問題のようだ。同市は米国の自動車産業の「聖地」だったが、自動車産業の衰退と人口の流出で廃墟が多くなり放火が多くなったのだという。
警察庁によると日本国内の平成24年の放火事犯の認知件数は1033件で過去10年間で最も少なかった。検挙率も79.6%で前年の81.0%より1.4ポイント少ないが過去10年間で2番目の高さ。
放火と言えば、愉快犯的なものもあれば、殺人などで証拠隠滅のための放火もある。かつて現役のころには、良く保険金目的の放火事件があったが、最近はトンと聞かなくなっていた。保険会社の調査も進歩。成功性は低いからだ。過去の犯罪だと思っていた。
そう言えば、アジア系外国人とみられる男女が「チェンジ、チェンジ」という両替盗があったが、最近はトンと聞かない。
古い犯罪と言えば「当たり屋」なる事件もあった。親子で子供を車にわざと当てて、金を巻き上げる犯罪だ。犯罪は時代とともに進化するものである。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
新連載小説「警視庁公安部」
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