警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(29、30日単位・レベル)
検挙率が低すぎる
【治安つぶやき】
1万円前後で気楽に買える自転車。だから街にあふれ、鍵もかけずに放置。盗む奴が多くなり窃盗事件の認知件数があがる。その行き着く先は検挙率の低下だ。
と思っていたら、9台で200万円相当の高級自転車を盗んだ39歳のお笑いタレントが警視庁に逮捕された。うち2台はインターネットのオークションに出していたといいうから、たかが自転車ではないようだ。
また、今月に入って茨城県警は、高級自転車を狙った51歳の窃盗犯を逮捕した。被害の中には約3万5千円相当の自転車も含まれており「盗むうちに自転車の知識が付き、高額なものを狙った」と供述しているという。警察は茨城、栃木、埼玉、千葉の4県と東京都で平成18年4月から今年3月に起きた同様の窃盗事件計118件の窃盗を裏付けたいう。
警察庁によると今年6月までの全国における自転車盗の認知件数は12万7195件で前年同期より5664件も減少した。最も件数が多いのは東京の2万1903件。次いで大阪の1万3902件、埼玉県の9964件、神奈川県の8738件、千葉県の8028件と続く。
認知件数が多いのに対して検挙率は全国平均が、わずか5.6%にすぎない。検挙率が高かったのは長崎県の13.9%、茨城県の12.6%、鳥取県の11.4%で残りの都道府県はいずれも1桁台だった。「治安のバロメーターは検挙率」と言えなくなった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
新連載小説「警視庁公安部」
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