警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(26、27日単位・レベル)深刻な問題だ
【治安つぶやき】
平成22年4月、富山市の会社役員夫婦が殺害された事件で殺人などの容疑で逮捕された元警部補が嫌疑不十分で不起訴になった。
逮捕当時の供述と客観的証拠が食い違っていたのにも関わらず逮捕したという。ひいきに見てもよく逮捕、送致したものと不思議でならない。あくまでも嫌疑不十分だから完全無罪ではないが、捜査力を問われる。
富山県警の問題は今回だけではない。平成14年には16歳の少女の強姦未遂で34歳のタクシー運転手が逮捕され、その後も別の少女を強姦したとして再逮捕された。
地検も犯人の足跡が28㌢だったのに対して運転手は24.5㌢という違いがあるのにもかかわらず起訴し、懲役3年が確定した。ところが平成18年になって他の県警に逮捕された男が犯行を自供。冤罪であることが分かった。
平成7年には覚せい剤取締法違反で39歳の男が逮捕されたが、県警幹部の一声で立件が見送られたことがあった。
当時、警察庁が富山県警を検証した。結論は「ボス」の存在だった。5年間も刑事部長をするなどワンマンになってしまう。今回も捜査に影響を与える人事面での問題が背景にあるのではないかと疑いたくなる。
それにしても堺市ではガソリンスタンド窃盗事件で逮捕された22歳の会社員にはアリバイがあって起訴が取り消されたり、長野県警では70歳代の女性が詐欺で告発しようとしたのに受理しなかったりするなど、仕事の技量・力量が問われる事犯が多すぎる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
新連載小説「警視庁公安部」
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