警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(21、22日単位・レベル)
取り締まりは現場でやるんだ
【治安つぶやき】
北海道警察は19日に死亡事故が発生するなど自転車が絡む交通事故が前年同期を上回ったが多発の背景には、ドライバーの意識が自転車利用者の増加に追いついていない実情があるとみて交差点などでの取り締まりを強化するという=共同通信
自転車に限らず交通違反取り締まりは結果的に抑止力になっている。
ところが国家公安委員長が「取締りのための取締りになっている傾向がある。本当に事故防止に資する、納得できるような取締りが必要だ」として有識者会議を設置することにしたという=NHK。
最近は確かに「隠れて取り締まる警察官がいるがあれは捕まえるための取り締まりだ」「摘発が目的になつている」などの意見を聞く。
例えば「同じ場所で取り締まりをしている」「隠れている」などの意見は、捕まった腹いせに言うことであって、「同じ場所」は違反者が多く危険だから警察官が選んだのだ。「隠れているからけしからん」と言う前に、違反しなければ良いだけのことである。
警察庁の統計などによると昭和21年から平成8年までの交通事故死者数は50万5763人。この数字はあの第二次世界大戦の米国の戦死者数40万人を上回りイギリスの50万人に匹敵する。
車に乗っても依然として携帯電話をいじりながらの運転手もいれば、同じ交差点で制服の警察官が立っているのにもかかわらず一時停止もしない運転手もいる。60㌔制限の道路を警察官がいなければ100㌔近い速度で走る。自転車は特にひどい。先日、歩道を携帯メールしながら走っていた自転車を、反対側の歩道を警察官の自転車が追いかけて捕まえていた。その後、歩道にある大きな木の陰で見張るようになった。
徹底した取り締まりをするのは当たり前だ。事故は現場で起きているんだ。会議室で起きているのではない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
新連載小説「警視庁公安部」
ご覧になる場合は「続きを読む」をクリックして下さい。
最近のコメント