警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(3、4日単位・レベル)
お年寄りを救え
【治安つぶやき】
日興證券の30歳の男性社員が神奈川県内で、1人暮らしの80歳の女性の投資信託を勝手に解約し、自分の会社で扱う外貨債権の債権購入に充てていたことが分かった。認知症の女性の弟に成りすますなどして騙した。
読売新聞によるとこうした金融トラブルが表沙汰になるのは氷山の一角だという。
お年寄りが被害に遭った例では成年後見人の元東京弁護士会副会長が、女性の預金を勝手に解約して自分の生活費に充てていた事件がある。被害額はなんと、2400万円にものぼった。
お年寄りが騙される事例の最も多いのは振り込め詐欺。警察庁によると今年3月までの被害者で70歳以上の女性が最も多く被害者全体の45.5%を占めた。中でもオレオレ詐欺被害者は全体の53.9%になる。このように振り込め詐欺全体の60歳以上の被害は実に8割を超えるという。
高齢化社会を迎える日本-60歳以上が保有する資産は1000兆円とも言われている。政府は眠っている資産を市場活性化に繋げるため投資、運用を促しているが、日興證券の社員のような悪人がいる限り安心して暮らせる社会にはならない。
振り込め詐欺被害と合わせて、お年寄りを守るのは我々国民全体の責任である。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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