警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（２７、２８日レベル）
検挙に勝る防犯無し
【治安つぶやき】

　このところ振り込め詐欺の検挙が順調だ。
　警視庁は２５日までに東京・三鷹市内の７５歳の女性から現金２００万円を騙し取った振り込め詐欺見張り役、２１歳の大学生を逮捕した。大学生は現金を受け取りに来た公園で捕まった。主婦が目撃して通報したものだった。同市では今年に入り被害が１億円を超えている。
　さらに警視庁は２３日午後、大田区内に住む７２歳の女性宅に長男を装って電話。現金２００万円を騙し取ろうとしたとして詐欺未遂で江戸川区の２１歳と２０歳の男を逮捕した。
　大阪府警と兵庫県警などの合同捜査本部は息子になりすまして高齢者に電話。大阪市内と大阪府枚方市のビル３カ所に計約２億円分の小包を宅配便で送らせた住所不定の４１歳の男を再逮捕。新たに枚方市の３４歳の男と同府生野区の３３歳の韓国人を逮捕した。全国の６０～８０代の男女十数人から１５００万円や２４００万円など高額のお金を宅配便で送らせる〝日韓合同〟詐欺犯だった
　また警視庁は、昨年１１月に大田区内の７５歳の女性に「医療還付金がある」と電話。ＡＴＭから５０万円を振り込ませた容疑で７１歳の男を逮捕した。一連の事件では５３歳から５９歳までの男が既に逮捕されており、〝高齢者詐欺団〟だった。
　今年３月末までの全国における振り込め詐欺の認知件数は２５２８件で前年同期に比べて９０８件増加。検挙件数は８２６件、検挙人員４２６人で前年に比べて何れも３７６件、１１９人増えている。
　　首都東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。