警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(19、20日単位・レベル)
警察庁がやるべきだ
【治安つぶやき】
名古屋市南区の70代の女性が孫を騙る男らに850万円を騙し取られる詐欺事件があった。
19日の毎日新聞電子版の見出しは「助けて詐欺:孫かたる男850万円だまし取る 名古屋」だった。
東京都内など東日本の人たちは、この見出しの意味は「母さん助けて詐欺」すなわち「振り込め詐欺」だと理解できる。警視庁が「振り込め詐欺」に変わるネーミングを公募したところ、応募のあった約1万4千点から最優秀作品として選んだものだからだ。
しかし、北海道や鹿児島など全国に浸透しているかは疑問だ。あくまでも東京ローカルの話しである。共同通信などによると千葉県警は、子供に限らず孫を名乗る手口もあることから新名称は使わないという。
母さん助けてのネーミングは「母さん、俺だよ俺…」という電話をイメージしたもの。電話を受けるのは母さんに限らずお婆ちゃんやお爺ちゃんもいる。さらに「還付金詐欺」もあれば「警察官をかたる詐欺」もある。「振り込め詐欺」の新ネーミングとは言い難い。
「振り込め詐欺」は元々、警察庁が平成16年に公的機関を名乗る手口をまとめてネーミングしたもの。このままでは国民が混乱するばかりだ。本来なら警視庁でなく警察庁が音頭をとるべきだった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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