警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(8、9日単位・レベル)
不正利用に気付かないの?
【治安つぶやき】
東京・台東区内の76歳になる女性が、息子をかたる男から「会社の書類をなくした。穴埋めのため600万円が必要だ」などと言われ、お金をJR鶯谷駅に届けた。ところがお金を受け取りに来た男が息子ではなかったことから受け渡しを拒否した。男は強引に600万円の入ったバッグを奪い近くにいた男とバイクで逃走した。女性は取り返そうとして転倒、ケガをした。「振り込め」から「受け取り」に変わり、今度は「強奪」という荒っぽい手段が登場した。
振り込め詐欺の犯罪インフラとなる携帯電話、銀行口座、名簿は犯人たちにとっては〝3種の神器〟。平成15、6年ごろから警察は犯罪に利用されている銀行口座の凍結などの対策を実施。さらに平成18年からは携帯電話機の購入に際しては携帯電話不正利用防止法により本人確認など厳しくなっている。
報道によるとその携帯電話がなんとレンタルで貸し出され、ヤミ金融や振り込め詐欺の犯罪に利用されていたという。しかも、その大半がNTTドコモだったことから警視庁は悪質なレンタル業者と契約を結ばないよう要請すると同時に厳格な審査を求めたという。
特に振り込め詐欺は警察だげなく各金融機関などが撲滅に必死になっている犯罪。不正利用防止法が制定されて7年にもなるのに悪質レンタル業者と契約していたとは無責任極まりない。利用者の身になって対策を取らないのは電電公社時代からの「おごり」があるのかも知れない。
8日未明、東京・町田市のコンビニに刃物を持った男が押し入り、現金約9万円を奪って逃走した。警視庁は、先月、町田市内の別のコンビニで起きた強盗事件と同一人物による犯行とみて捜査している。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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