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2013年4月 2日 (火)

警察官:人生すべてを被災者のために…21人、決意の転籍(2日)毎日

東日本大震災の被災3県に期限付きで出向していた全国の警察官750人のうち21人が1日、宮城、岩手両県警に転籍し、被災地のため力を尽くすことになった。「警察官人生すべてを被災者の安全、安心にささげる」と使命感に燃えている。【竹田直人】

 750人の警察官は震災後に新設された特別出向制度に基づき、昨年2月から1年2カ月の任期で派遣され、被災地の治安維持にあたってきた。このうち270人を受け入れた宮城県警では警視庁と大阪府警の計6人が、130人を受け入れた岩手県警には同庁から15人が転籍した。
 700人以上が死亡、行方不明になった宮城県名取市・閖上(ゆりあげ)地区を担当する県警岩沼署地域課所属の山木智晴巡査部長(29)は、警視庁からの出向者。同県大河原町の出身で、震災の1カ月後、休暇を取って被災地に入ったという。子供のころに海水浴を楽しんだ美しい閖上の砂浜はがれきで埋め尽くされており、「大変なことが起きている。傷付いたふるさとの力になりたい」と特別出向の募集に真っ先に手を挙げた。
 主な業務は仮設住宅をパトロールし、被災者と会話をすること。仏壇にある犠牲者の位牌(いはい)に線香を上げさせてもらい、生前の思い出などを聞くことも多いという。「とてもかける言葉など思い付かず、ただ聞くことしかできない。でも、つらい記憶をはき出すことで、少しでも楽になってほしい」と、これからも聞き役に徹するつもりだ。
 一方、大阪府警から出向し、宮城県警高速隊で働いていた中牟田陽介巡査部長(30)は、東北に縁もゆかりもなく、当初は宮城に骨をうずめるとは考えもしなかった。しかし、一般道の交通整理で毎朝あいさつを交わすようになった被災者から、家族が津波にのまれた時のことを聞き、一緒に涙を流したのが転籍を希望するきっかけになった。「自分は部外者だが、市民を守る警察官として働くべき場所はここだ」という気持ちが強くなったという。
 4月からは機動警ら隊に。県内に親戚や友人はいないし、冬の寒さにも慣れない。それでも「パトロールをしていると、復興はほとんど進んでいないと感じる。苦境から立ち上がろうとする宮城県民とともに頑張りたい」と力を込める。

Logo_mainichi_s1 http://mainichi.jp/select/news/20130402k0000m040128000c.html

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