警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(25、26日単位・レベル)
初発型犯罪が7割
【治安つぶやき】
昨年10月に東京・あきる野市の路上で、会社員の男性が金属バットで殴られ現金6000円などが奪われた事件で、今月に入って19歳の少年ら4人が警視庁に逮捕された。
少年らは犯行後、現場に自分たちのバイクを放置していたことから〝足〟がついた。やることは大人並だが、証拠品を残すなど稚拙なところもあり、いかに短絡的で衝動的な犯行かが分かる。罪を犯すことの重大性を知らない。
今年2月に東京・青梅市で住宅の敷地内に設置されたカーブミラーが割られたり、駐車中の乗用車のボンネットが傷つけられる事件が相次いだ。警視庁に逮捕された少年ら3人は「ストレス発散のためやった」と供述している。
今月初め、埼玉県春日部市の19歳の少年が、同居する19歳の女性を殺害したとして逮捕された。
警察庁によると今年3月までの少年による刑法犯検挙件数は8万9160件。このうち殺人などの凶悪犯が168件でその中で最も多いのは強盗の107件。殺人と放火がそれぞれ17件など。他の罪種が減少傾向にあるものの増加したのは暴行、傷害などの粗暴犯で、1902件検挙され前年に比べて137件増加した。
平成24年の年間統計から見た少年犯罪の傾向は、初発型の非行が全刑法犯の7割を占めていることだ。後先を考えずに犯行に及んでしまうのである。そこで1句
おさえても 堪忍袋なかりせば なにか入れんかんしゃくの虫
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦ました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100~80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79~60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59~40
レベル2 治安悪化の兆し ポイント39~20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
【ポイント概数】
テロ・無差別殺人事件等 80~50
路上殺人や続強盗・強姦70~60
広域重要事件 50~40
肉親殺人事件(家族皆殺し事件) 40~50
放火殺人 50~30
強盗殺人 50~20
連続放火 40~30
各項目に少年が絡む場合 +20~10
犯人逮捕記事は上記のポイント総数から-50から-10とする。その他、外的検討要件として外国や他県発生事件を判断基準に加えた。これら事件の新聞・テレビの扱いの程度(新聞では1面か社会面か。扱い段数等)とネットではブログニュースのアクセス人気度なども加えて総合的に判断した。マスコミ報道がなく平穏に感じるが、110番も多いこともあり完全なる「平穏」(レベル1)をはずしています。
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