警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(15、16日単位・レベル)
きょうは特別
【治安つぶやき】
きょう1日だけ、私に時間を下さい。治安問題から外れます。
国民的議論になっているTPP問題-「農業が打撃を受ける」と騒いでいるが、温室育ちだから闘争心が生まれないだけの話しです。
背景にあるのは昭和60年前後まで続いた農家への補助金制度。
戦後、米食推進として農家に竈を奨励するための補助金「かまど予算」。農家の若い女性の集会場となる公民館をつくる補助金。そこで生け花や裁縫を教える補助金。田んぼのあぜ道を作る補助金。耕耘機への補助金、その倉庫をつくる補助金。さらに健康づくりの「ママさんバレー」や「運動会」への補助金…など、農家はなんでも補助金の名の下に保護されていた。このため農家は裕福になり、庭には高級車が何台も並ぶなど栄華を極めた時代があった。
当時の太田薫総評議長が「かまど予算」を指摘したことで行財政改革が注目を集めるようになり、国鉄の民営化や農家の補助金廃止など行革が実現した。
現在、その農家で生産する米や野菜の「質」の面では世界の農産物と比較して決して劣らず、中国や欧米で大人気なのです。ただ、外国農産物に比べて高額なのが問題。このため安価な外国産が流入して打撃を受けるのです。
それに輪をかけたのが「減反政策」。水田を増やして生産過剰による値崩れを防ごうとした結果、競争心が失われたのです。
そこでTPP対策-逆に競争させて質の良い農産物を安価で流通できるようなシステムにすること。
反対農家が多いと思うが、耕地区画の整備や用排水路の整備、土層改良、農道整備などで耕地の集団化を実施することで労働・生産性の向上を図るなど圃場(ほじょう)整備事業を強力に実施。株式会社制にするなどで機械化・近代化を図る。
頭の中に「農夫」というイメージが強いため敬遠されがちだが、機械化を図ることで「農夫」は「エンジニア」に変身することで都市部の労働力の導入を図ることです。
首都東京の体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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