警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(1、2日単位・レベル)
隠れたストーカーが危険だ!
【治安つぶやき】
交際を言い寄っていた女性の靴に毒物の「フッ化水素酸」を塗り殺害しようとした男が逮捕された。40歳の静岡県の会社員の男で、昨年12月に同僚の女性の靴に毒物のフッ化水素を塗ったもの。女性は左足の指の切断を余儀なくされた。
男はかねてから女性に一方的な好意を寄せており、たびたび交際を要求していた。女性は10月にも同じような被害に遭っており、右足に1か月の重症を負っていたが被害届は出さなかったという。
女性自身が「ストーカーに遭っている」と認識していなかったのだろうか?
同じストーカー事犯でも「ジーッと陰に隠れて行動を監視または待ち伏せし、たまたま知られると偶然を装う。少しでも笑顔をみせようものなら、『好かれている』と勝手に解釈して、思い込みを激しくしていく」こんな人物が最も怖い。
ストーカー規制法は警察などに相談して初めて具体的に動く。まず最初は、警察が相手に「警告」する。警告を受けたにも関わらず行為を続けた場合は、公安委員会から「禁止命令」が出され、罰則は1年以下の懲役又は100万円以下の罰金。警告以外には警察による「仮の命令」があり、違反すれば6月以下の懲役又は50万円の罰金になる。さらに、逮捕などを望まない場合でも警察本部長から「援助」を受けることができる。
但しストーカー規制法に該当するためには、「好意の感情が満たされない」ことに対する怨恨で、連続した電話やファックス、電子メール。待ち伏せなどの監視行為。汚物の送付など8つの行為が条件になっており、条件に合わない場合は「迷惑防止法」などの適用はあるが、なかなか身柄拘束はしてもらえない。
そこで警察は最近、「警察沙汰にしたくないし、援助も受けたくない」とする女性に対して警察にどのような対応を求めているかなど書面で意思を確認する取り組みを実施しているほか、ストーカー事件で保護観察付きの執行猶予の判決を受けた加害者については警察と保護観察所が情報を共有することとした。
この様に対策は改善されているが同じストーカーでも前述のように〝隠れて動くストーカー行為〟(潜在行為)もあり、陰湿な性格の持ち主の場合は突然、豹変する。なんでも相談することをお勧めします。
首都東京の体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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