警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(3、4日単位・レベル)
なぜ起きたかを検証せよ
【治安つぶやき】
2月28日未明、東京・武蔵野市吉祥寺本町の路上で山田亜理沙さん(22)が刃物で刺されて殺害され、財布などが奪われた事件で、逃げていた18歳の無職少年が2日夜、警視庁日野警察署に出頭した。同庁は、3日朝、強盗殺人の疑いで逮捕した。
逮捕された18歳の少年は「やったことは間違いない」と言っているほか動機については「金が欲しかった。一緒にいた少年とともに自分も女性を刺した」と犯行を認めている。
事件発生日に17歳のルーマニア国籍の少年が緊急逮捕され、逃走していた少年の出頭で凶悪事件は発生から57時間ぶりに解決した。
犯行後、逃走する2人の少年と少年を追う制服の警察官の姿の映像が報道で明らかになったが、最も懸念されたのが、警察官の受傷事故。刃物を持った2人組に襲われる危険があったからだ。
しかし、警察官は無線で連絡を取りながら冷静に対応。17歳の少年がタクシーに乗ってから走り出したタクシーを停車させた警察官。運転手に「信号無視しましたね」と言って車外に出した。この間、別の警察官がタクシーを包囲。乗っていた少年の所持品検証を行い、他人の財布を所持していたことから、占有離脱物横領容疑で逮捕した。
もし、タクシーを止めてそのまま少年に声をかけた場合、刃物を所持しているだけに運転手が人質にされる危険性があった。警察官の冷静な判断が評価されよう。
今回は被疑者が少年とあって、防犯カメラの映像を公開できなかった。しかし、逃走する映像をチラッと公開して手の内をさりげなく見せたが、捜査本部は、逃走方向までの地点、地点を把握し、氏名も分かっており逮捕令状を請求していた。
総括すれば、17歳のルーマニア少年の確保が全てであった。いかに初動捜査が大事かを存分に知らされた事件だった。警視総監賞ものである。ただし、今後は何故こんな悲惨な事件がおきたのかの検証が必要だ。
首都東京体感治安を「レベル2(ブルー)」とする。
【判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であり、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦ました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100~80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79~60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59~40
レベル2 治安悪化の兆し ポイント39~20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
【ポイント概数】
テロ・無差別殺人事件等 80~50
路上殺人や続強盗・強姦70~60
広域重要事件 50~40
肉親殺人事件(家族皆殺し事件) 40~50
放火殺人 50~30
強盗殺人 50~20
連続放火 40~30
各項目に少年が絡む場合 +20~10
犯人逮捕記事は上記のポイント総数から-50から-10とする。その他、外的検討要件として外国や他県発生事件を判断基準に加えた。これら事件の新聞・テレビの扱いの程度(新聞では1面か社会面か。扱い段数等)とネットではブログニュースのアクセス人気度なども加えて総合的に判断した。マスコミ報道がなく平穏に感じるが、110番も多いこともあり完全なる「平穏」(レベル1)をはずしています。
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