警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(22、23日単位・レベル)
警視庁の振り込め詐欺対策
【治安つぶやき】
警視庁が本格的な振り込め詐欺対策に乗り出した。平成24年には全国の被害額が162億円と過去最悪を記録。警視庁管内でも還付金詐欺を中心に急増。中でもオレオレ詐欺の被害額は47億円を突破している。
このため警視庁は、これらの被害を食い止めるため、犯人の電話を自動的に録音。被害が発生した場合は、録音データを捜査に活用するというもの。これまでは、携帯電話の通話凍結という手段はあったが、被害者がお年寄りという事情もあり、相手の電話番号が分かっても「確実性」などから十分活かされていなかった。今回の対策は検挙に向けた大きな武器になるだろう。
警視庁はさらに、振り込め詐欺の総称を変えたいとして一般から名称を募集することになった。理由は、これまでは、ATMや窓口から振り込ませる手口だったが、銀行口座が凍結されるため、利用を避けた「受け取り詐欺」に変わった。この手段は振り込め詐欺全体の約7割を占めているという。
こうした振り込め詐欺にもオレオレ詐欺や還付金詐欺、架空請求詐欺などもあるほか、投資を巡る詐欺、競馬、パチンコ必勝法などの詐欺などもあるため警察庁は、総称を「特殊詐欺」としていた。
このため警視庁は、高齢者でも理解できるような、しかも、被害に遭わないよう注意喚起できるような名称を公募するとこになったもので、全国の警察では初の試みとして注目される。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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