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2013年3月19日 (火)

2013年3月19日 (火)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(19、20日単位・レベル)
垣根を越えた捜査を
【治安つぶやき】

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 警視庁が昨年8月から今年1月にかけて指定暴力団・山口組の振り込め詐欺を摘発、合わせて13人を逮捕したが、うち5人は都内の有名私立大学生だったなど傾向として暴力団が素人を集めて振り込め詐欺を働いている実態が明らかになった=16日付読売新聞
 3月初めには「パチンコで高収入」を文句に架空会社を作って詐欺を働いていた愚連隊・関東連合の31歳のOBが警視庁に逮捕された。実はこの架空会社の所在地は、以前、振り込め詐欺で摘発された関東連合の幹部が使用していた場所と同じだった。
 振り込め詐欺はこれまでも組織が関与していると見られているが、アジトがなかなか掴めない。さらに警察が逮捕しても上に伸びないように近年は中学生までもを利用している。
 思い出すのが平成15年に摘発が開始された山口組五菱会の金融事件だ。この時、警視庁生活経済課は詳細な資料(チャート)を作っている。A4の紙を横に貼り付けた1㍍近い長さになるもので、グループごとに分けられた金融業者名と所在地、代表者名、電話番号、利用されている携帯番号。さらに金の流れまでも詳細に書かれていた。
 摘発して閉鎖したヤミ金のアジトは、何ヶ月か過ぎると別のヤミ金業者が使用していることから、彼らはリストを持っていて都内数十カ所を転々としていたことが分かり、この緻密な資料が組織の実態解明に繋がっていった。
 今回の振り込め詐欺も、各県警がバラバラに捜査するのではなく、押収した携帯の発信地の割り出しなど全ての情報を一元化し、データを積み上げる捜査で実態解明に努めてほしい。
 大学生や中学生などは単なる「お手伝い」であり、組織の実態を知らされていないため、逮捕者から上に伸ばすのは困難。取調室の可視化の問題もあり、そのためにも都県境を超えた捜査手法の大胆な改革が必要だ。
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 19日午前8時過ぎ、東京都江東区の地下鉄東西線東陽町駅前で49歳の元暴力団の男が通行人4人を包丁などで刺すという殺人未遂事件が発生。
  同時刻ごろ、横浜市の横浜線JR長津田駅で降りた36歳の女性が左足太ももを刺される事件があった。
 さらに昼前には静岡県浜松市の駐車場で40歳の男性が日本刀を持った男に下腹部を刺されて死亡。男は駆けつけた警察官がけん銃で威嚇し逮捕した。
 さらにさらに大阪市東淀川区の公園で、小学4年生の10歳の男の子が、突然、女にナイフようなもので指を切りつけられ、けがをした。
 なんか、目的のない犯罪の続発で日本列島の治安に、じわりとした不安を感じた日だった。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

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