警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(11、12日単位・レベル)
その名は愚連隊
【治安つぶやき】
警察庁によると日本の暴力団員数が減っているという。平成24年の暴力団情勢によると構成員と準構成員数は前年に比べて約7100人減って約6万3200人となり、統計のある昭和33年以降、最小の数字となった。やはり各都道府県の暴力団排除条例の制定が影響したものと見られる。
一方で警察庁は元暴走族の不良少年の集団を「準暴力団」と規定。その実態解明と取り締まりの強化を全国の警察に指示した。
暴力団とは時代時代の社会秩序の隙間に発生し、その時々の社会情勢の影響を受け、活動形態を変えてきた。戦後の混乱期には古来からの「博徒」に加え、庶民的になった祭りなどで縄張りをつくり、商売を仕切る露天商を目的とした「的屋」も登場した。
しかしこの頃、繁華街で犯罪行為を繰り返していた不良少年の集団も存在。暴力団の的屋並に闇市を縄張りとして物品の販売や覚せい剤の密売を繰り返し「愚連隊」と恐れられていた。その愚連隊も暴力団に吸収され昭和30年には消滅したと言われている(警察庁)
ところがここに来て、関東連合のような元暴走族が集団化したり、在日3世など不良外国人が集団を組むなどして繁華街で次第に勢力を増した。
こんな情勢で最も懸念されるのが、暴排条例で行き場の無くなった構成員などが、逆に暴力団の規制に引っかからない昔の愚連隊に入り込み、昭和30年以前に逆戻りする危険性も浮上した。
そこで早めの実態調査になったものと解釈できる。
首都東京体感治安を「レベル2(ブルー)」とする。
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